約 5,260,389 件
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/297.html
「――我々、報道部の行進は誰にも止められないのだ……」 そう、私は勝った。世界に、私が記録した真実を受け取ってくれた人が一人でもいれば、 その人を仲介し真実は少しずつどこまでも広がっていくだろう。 人々のつながりは、途切れることなく真実を伝えてくれるだろう。 自分たちの眼で真実を見つめた人々は、いつか『彼ら』を受け入れてくれるだろう。 その未来を見通せているから、ここでこうして血の海に沈むことさえ承知の上で、 私は世界に真実を伝える“最初の一歩”を踏み出せたのだ。 そこに後悔などあるはずがない。 ただ、 「――愛恋」 最後に私が見た「彼」の顔は、泣き出しそうに歪んでいた。 それだけは心残りだった。 ◇◇◇ 「……彼って一体誰なんだろう」 呟きながらベッドを抜け、南風森愛恋は一つ小さくのびをするといそいそと登校する準備を始めた。 最近はどうも妙な夢を毎日見ている。 起きてみるとどうにもあやふやで、だけど妙に大切なものであるような気がしてしまう、そんな夢。 夢の世界で中心に居るのは愛恋自身ともう一人、「彼」という少年。 ――もちろん、実際に「彼」などという名前であるはずがない。ただ単に愛恋が目覚めたときに必ずその名前を忘れてしまっているだけだ。 それなりに高い背、引き締まった体格の美少年。ちょっと鈍感だけど心優しい性格。 少女漫画かなにかから抜け出してきたような少年と一緒に愛恋は夢の世界で様々な場所を巡っていた。 学校の校舎や街中、閉館間近の美術館や古びた電波塔、他にもいろいろなところを。 ただ、そこで何をしていたか、彼と何を話していたか。それがさっぱり思い出せない。 何を話していたのだろう、何をしていたのだろう。最近はそればかり考えてしまい、授業も部活も上の空だ。 「…なんでこんなに気になるんだろう」 …どうして、こんなにも思い出さなければならない気がするのだろう? いつもよりはっきりと覚えている夢の終わりを思い浮かべながら、彼女はしきりに首をひねっていた。 「愛恋ちゃーん、まだ起きてないのー?」 「あ、ごめん、すぐ行くから…」 いつも外で待ってくれている友人がしびれを切らし大声で呼びかけてきたのに気付き、 窓から顔を出して返事を返す。 「急がなくちゃ…」 荷物を手に下へ降りる。 部屋を出る最後まで、彼女は机の横の棚に置いていたデジカメには目も向けなかった。 ◇◇◇ 「きりーつ、きをつけー、れーい」 気の抜けた教師の号令とともに午後のHRが終わる。 鞄を片手に友達とともに調理室へ向かう。 「あ、愛恋ちゃん、今日は早いんだね」 「ええ、センパイ」 仲のいい先輩とアイサツを交わしながら調理の用意をする。 頭の中は依然として夢の中の出来事でいっぱいだ。 (彼はそもそも私とどういう関係なのだろう…?) エプロンを身に着けながら物思いにふける。自分の夢なのに一つ思い出すことさえままならない不自由さにいらいらする。 (彼はどうして私とともにいてくれたのだろう?) 思い出さなければいけないような気がするのに、思い出せないということがこんなにもどかしく感じるとは思わなかった。 (彼は、どうしてあそこまで悲しそうな顔をしたのだろう…?) ああ、はやく『真実』が知りたい。 今までにないくらいそう強く願ったことが原因なのか。 南風森愛恋は突如として全ての記憶を取り戻した。 「は?え?…ああっ!!」 余りに大量の情報が頭に一気に流れ込んできたことに目を白黒させ、 次いで自身が肌身離さず持ち歩いていたデジカメが手元にないことに驚愕の声をあげる。 「ひゃう!? ど、どうしたの愛恋ちゃん?」 いきなり隣で大声をあげられて仰天した先輩に顔を覗き込まれる。 「ごめんなさいセンパイ、忘れ物を取りに戻ります」 できる限り平静を装いながらエプロンを脱ぎ、荷物をまとめる。 荷物を超スピードでまとめ足早に部屋を出ていく彼女を、先輩をはじめとした部員たちは最後まで呆気にとられた表情で見つめていた。 ◇◇◇ 「…すべてがムーンセルによって作られた虚構の世界。 偽りの記憶を与えられ、自身を取り戻せるか試される予選。 そして自身を取り戻した者たちがサーヴァントを召喚し戦う本選…」 家にたどり着いた愛恋はこの世界のルールを無意識に呟きながら階段を上がり自室へと駆け込む。 「ともかくまずはサーヴァントを召喚しないと…」 などと言いながらも彼女は先に己の手でデジタルカメラをしっかりと構える。 「うむ。やはり真のジャーナリストたるものこうでなくては」 一人悦に入りながら改めてサーヴァント召喚の儀式を始める。 その最中も思考は回り続ける。 (しかし最後に“しぇら”に刺された時は死んだと思ったのだが。 「彼」――有夏月報道員が助けてくれたのだろうか) 自身の夢にずっと出てきていた少年――緒方有夏月の柔らかい笑みと、最後の悲痛な表情を思い出しつつ彼女は記録を続ける。 (最後は彼の笑顔で終わりたかった……というのはただの我侭だと理解はしているのだ) (でも) (やっぱりどうしてもそう思ってしまうな) 「…たー。マスター?」 「うん?」 物思いにふけっている間にいつの間にか召喚は済んでいた。 目の前にいるのはやや小柄な体躯をニンジャ装束と近未来的なデザインのレインコートに包み、 風変わりなサングラスをした青年だった。 「あんたが、俺のマスターなんだろう?」 「ああ、すまない。返事が遅れてしまった。 いかにも私が貴方のマスター、真のジャーナリスト南風森愛恋なのだ」 そう言ってカメラを構えたまま薄い胸を張る少女を、感情を表に出さず眺めた青年は 「ドーモ、アコ=サン。アサシンのサーヴァント、デリヴァラーです」 とオジギとともにアイサツを返した。 「デリヴァラー…」 愛恋はその名前を聞いたとき、同時に複数の意味を思い浮かべた。 配達員、救出者、釈放者、救世主…。 彼の名はそのいずれか、あるいは全ての意味を内包しているのだろうか? ともあれまず初めに、一番重要なことを伝えなければならない。 結果ここに来る直前と同じような状態になろうとも、言わなければならないことがあるのだ。 彼の笑顔を一度強く思い浮かべ、勇気をもらい口を開く。 「アサシン、まず初めに貴方に伝えなければならないことがあるのだ」 「なんだ」 「私は、この聖杯戦争の真実を知り、それを人々に伝えるために行動しようと思っているのだ」 「真実」 「そう、真実だ。 何故聖杯などというものがあるのか。どうしてこんな戦いを行う必要があるのか。 管理を行うルーラーとやらの思惑は何か。この地に呼び集められたのはどのような人々なのか。 この舞台にはあまりに謎が多すぎるのだ。その上で相争う下地だけは綺麗に整えられている。 ここで争うのはただ何かの思惑に載せられているだけなのではないかと思うのだ。 本当に戦うべきものはなにか、私たちはそれをまず知らねばならない」 「……」 「だから当面は争いごとを可能な限り避けつつ色々な場所を調べて回りたいのだ。 その上で私は情報をもとに真実を解き明かし」 「それを多くの人々へ広げていきたい?」 「その通りなのだ。 かつて私が「虫憑き」と呼ばれる人々の真実を伝えたときのように。 ……ただ、私がこれから行うことは貴方が聖杯戦争を勝ち抜くにあたってプラスになることではないだろうし、 真実が見えた結果もし聖杯を壊さねばならないなどということになれば貴方の願いは叶えられないだろう」 ここで一度言葉を切り、大きく息を吸い込むとアサシンのサングラスの奥に潜む、 危ういほどに澄んだ光を放つ目を見つめて口を開く。 「だから、どうしてもそれが許せないのならここで契約を切って他のマスターを探しに行ってもらっても構わない」 「自分が何を言っているのかわかっているのか」 唖然としたアサシンの声。 「わかっているのだ」 「俺が契約を切ればあんたはそのまま死んでしまうんだ。 それが怖くないのか」 「怖くないと言えば嘘になるのだ。 でもこれは私一人の都合の、私一人の戦いなのだ。だから、貴方が望まないなら付き合わせることはできないだろう」 平坦な表情で言い切った愛恋は、じっとアサシンの顔を見る。 「……ヘイ、人々!怒りに燃えるタナカ・メイジンを釈放しろ!」 ややあってアサシンは一つの歌を口ずさみだした。 「振り上げた拳をどこに振り下ろす!?そのくらい自分で考えろ、この大馬鹿野郎! その怒りは本物か?!奴らの与えるファストフードな憎悪か?!奴らは同士討ちを狙ってるぜ!」 安易な暴力ではない正しい怒りを解放しろ、自身の眼で真実の敵を見据えろという激しい歌詞のその曲を歌うアサシンは、 先程までの機械のような危うい雰囲気とは遠い、幼い少年のようだった。 「……いい曲だな」 聞き終えた愛恋がポツリとつぶやく。 「俺の父さんの曲なんだ。…俺を人間にしてくれた曲だ」 アサシンは口の端を少しだけ吊り上げると 「真実を求め、広げようとする人はどうしてあんたや父さん、キツネ・ムレ・チイサイ(KMC)・レディオの皆みたいな頑固者ばかりなんだろうな」 とため息交じりに漏らす。 脳裏によみがえるのはKMCのクルー――真実を求め、解き明かし、己の主義に殉じ散っていった人達。 二人目の父、カンダ・ノボルバシ――アサシンを人へ戻してくれた亡父。 そして最後の父ヒナヤ・イケル・タニグチ――DJゼン・ストーム。 自身が死の瞬間まで守り抜こうとした誇り高きアングリー・タナカ・メイジン。 アサシンにとってかけがえのない人々の姿であった。 目の前の少女はどことなく彼らと似ている。 自身の主義にどこまでも殉じようとする覚悟と強さは、アサシンにとって眩しいものだった。 一度全てを出し切り走り抜け、燃え尽きたと思っていた全身にカラテが漲っていくのを感じながらデリヴァラーはマスターへ話しかける。 「俺は聖杯にかける望みはない」 「そうなのか」 「ただ、他に望みができた」 「教えてもらえるだろうか」 「俺は父さんと俺自身が世界へ伝えた言葉が、どんな風に届いたのか知らない。 父さんがどうなったのかもわからない。 だから今度は、あんたが真実を解き明かし、伝えるのをきちんと最後まで見届けたい」 「! それでは…」 「ああ、アコ=サン。 今から俺は、あんたの脚で、盾で、銃だ」 アサシンのぶっきらぼうな誓いを聞いた愛恋の顔が、彼の前で初めて笑顔を作る。 「ありがとう、アサシン報道員」 こうして、栄えある報道部は新たな部員を加え、再び行進を始める。 二人の歩みを、愛恋の肩にとまったマリンブルーのフタホシコオロギがそっと見つめていた。 【クラス】 アサシン 【真名】 デリヴァラー/ニスイ・タニグチ @ニンジャスレイヤー 【パラメーター】 筋力 C+耐久 D+敏捷 B+魔力 C幸運 E宝具 A+ 【属性】 中立・善 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは難しい。 【保有スキル】 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 ニンジャ:C 古代日本をカラテで支配した半神的存在であるニンジャの魂、ニンジャソウルを宿すものである。 常人はニンジャを視界に入れただけでニンジャリアリティショック(NRS)と呼ばれる恐慌状態に陥る。 反射神経と耐久力・筋力にボーナスが加わる。 戦闘続行:B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 痛覚切除:A 彼が宿すコロス・ニンジャクランのソウルのスキル。 文字通り痛覚を遮断し、圧倒的な継戦能力を獲得する。 【宝具】 『殺戮空間・憎悪(キリングフィールド・ヘイトレッド)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大補足:2人 アサシンが宿したコロス・ニンジャクランのソウルに由来する固有結界。 「コロス!」というシャウト共に発動し、対象と自身を水墨画めいたモノクロの空間に隔離するジツ。風景は彼が幼少を過ごした違法工場街となる。 結界内にはアサシンにまつわる死者のビジョンがいたるところに転がっており、 また結界内では宝具・魔術の類は機能せず、銃で武装したアサシンに対し素手での殺し合いを強要される。 さらにこの空間はアサシン含め結界内の全ての人物の心身に悪影響を及ぼす。 【weapon】 プラズマ・カタナ及び無数の銃器 コートの下に隠された武装。これを用いて冷静な判断力で次々と雑魚を掃討していく。 【人物背景】 ニンジャスレイヤー第三部の一エピソード「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」に登場するニンジャ。 幼少期をチャイルドソルジャーとして生きていたところをカンダ・ノボルバシとヒナヤ・イケル・タニグチ(DJゼン・ストーム)によって拾われ、 彼らによって人としての感情を得る。 ノボルバシの死後タニグチを父として育った彼は、父が反戦放送の終了後に体制側にとらえられたことを知り単身治安部隊に歯向かい死亡。 しかしその遺体にニンジャソウルが宿りニンジャ・デリヴァラーとして蘇生、父を体制から 救い出すと父とともに彼の主催する反戦レディオ「キツネ・ムレ・チイサイ(KMC)」へ合流する。 その後は反戦放送と体制の糾弾を続けるKMCに対し体制側から送り込まれる 大量の治安部隊と、体制の陰で暗躍する巨大組織「アマクダリ・セクト」の邪悪なニンジャと戦い続け、 ついにはKMCのクルーを守り切れず見捨てて父を抱え逃亡する羽目になった。 進退窮まった父子はネオサイタマTV筆頭株主カラカミ・ノシトを人質に電波ジャックを行い、陰謀をたくらむ巨大組織の悪行を糾弾する計画を実行する。 カラカミ自身がその組織の大幹部であることも知らず……。 【サーヴァントとしての願い】 愛恋の行く末を見届け、生還させる。 【基本戦術、方針、運用法】 基本的には気配遮断で敵陣に近づいてから、優先して倒すべき敵を冷徹に見極め的確に武器でもって 仕留めていくスタイル。 自身より実力が上の者との戦闘では、『殺戮空間・憎悪』を用いて敵の体術以外の全ての選択肢を奪い取った上で 自身は手持ちの火器を使い押し切る戦術を取る。 結界外部にマスターである愛恋を取り残したら危険な場合には彼女ももろともに結界にしまってしまうこともあるが、 彼女が結界内の精神攻撃にどれだけ耐えられるかは未知数。 補足:ニスイが作中でKMCに抱いたような苛立ちを愛恋に対して向けていないのは 全てを出し切って死んだ後だというのが大きいです。 仮にヘイトレッド中盤辺りから登場していたのならもう少し刺々しい態度だったでしょう。 【マスター】 南風森愛恋@ムシウタ 【参加方法】 有夏月と共に落ちた花壇の土の中にゴフェルの木片が埋もれていた。 【マスターとしての願い】 聖杯戦争の裏に隠された真実を正しい形で暴き、人々へ伝える。 【weapon】 デジタルカメラ及びボイスレコーダー 真のジャーナリスト必携の取材道具。これを用いて彼女は悪者の悪事を暴くのだ。 【能力・技能】 推理力・洞察力・判断力などジャーナリストに求められる能力はどれも水準を遥かに超えたレベルで有している。 また精神力もずば抜けており、自身を虫憑きにして敵をおびき寄せるといった策を実行して見せる・自身の死すら前提として世界に虫憑きの真実を伝えようとするなどすさまじいものがある。 虫憑きとなったことで彼女が得たマリンブルーのフタホシコオロギは、周囲のアンテナなどを利用し広範囲に電波を飛ばす能力を持っている。 【人物背景】 ムシウタ7巻「夢遊ぶ魔王」の主要人物。 幼いころから元フリーカメラマンだった祖父と共に写真を撮り続けた彼女は、 平和を愛していた祖父が戦場という地獄に真実を追い求め死んだことから祖父が求めた真実を自身も知ることを求めている。 一時期はそれゆえに暴走し、虫憑き(作中で登場する、虫と呼ばれる怪物を宿す人々)の事についてあれこれ嗅ぎまわるだけでなく、 小さな田舎町の中のあらゆる不正・悪徳を暴き、人々の前へ曝け出してしまい孤立することとなる。 自身の行いを悔いあらゆる取材活動を止めていたところに「虫憑きは恐ろしい怪物である」という「真実」を世界へ広めようとする存在、 「魔王」が自身の住む町で暗躍していることを悟り、もう一度立ち上がる。 「虫憑きとは本当に恐ろしい怪物なのか」を知るために作中で虫憑きにかかわる情報を秘匿し虫憑きを管理する組織の一員である 緒方有夏月を自身の部活へ引き入れ、彼の在り方から「虫憑きは普通の人と変わらない存在である」ということを確信した彼女は、 魔王が誤った真実を伝えようとするのを阻止し、自身の知る真実を広げようと戦うことになる。 【方針】 『方舟』内の世界を巡り、様々な観点から考察を行うことで真実を探っていく。 その過程で助けられる人々は助け、ともに真実を探ってくれる仲間も探すことにしている。
https://w.atwiki.jp/pricone/pages/618.html
《妄想幻像 アサシン》 キャラクターカード コスト1/青/CP4000/RANK1 【サーヴァント】 ボーナスアイコン RANK+1 このカードが登場した場合、 バックにいるコスト1以下の自分の「アサシン」1枚をフロントに移すことができる。 このカードは、フロントに2枚以上出すことができる。 我らは分断された個。群にして個のサーヴァント。されど個にして群の影。 Fate/Zeroで登場した青色・【サーヴァント】を持つアサシン。 登場した場合、バックのアサシン1枚を蘇生するテキストを持つ。 また、フロントに2枚以上出すことができるテキストを持つ。 2013年05月07日付の今日の1枚として公開された。 関連項目 アサシン 収録 Fate/Zero 01-021 R
https://w.atwiki.jp/tengame/pages/18.html
アサシンクリード ゲームの詳細についてはおぐぐりください。 アサシンクリード1 プレイヤー こおく アサシンクリード2 こおく 朝シンクリードや、夕シンクリードというトピックを見れたら、あなたは落下死を楽しめるのかもしれない・・・。
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/53.html
千羽烏月&アサシン ◆zzpohGTsas 1 「一つ聞かせてくれないか」 弓の弦の如くに張りつめた、何の混じり気もない清浄な空気が満ちる道場の中で、くすんだ水色の着流しを身に付けた男が言った。 「お前が刀を振ってきたのは何のためだと思う」 水色の着流しの向かいにいる男が、ややあって答えた。 ―――――――――――――――――――――――― 2 此処最近の少女の行動は、常に決まっていた。 某都高校の剣道部の部活を終えた後、脇目もふらず、急いで実家の剣道場へと足を運ぶ。 市内の学校に通う、歴史ある剣の道場の一人娘。それが彼女――千羽烏月に命じられた、偽りの役割であった。 普段の彼女なら、得体も知れない存在からこなせと言われた役割を、素直にこなす事はまずありえない。命じた存在を打ちのめす事も、するだろう。 それをしないのは、この世界はそもそも元居た世界とは根本的に異なる別世界であり、この世界に於いて烏月は役割を演じる以外に道がない事。 そして、この世界には、彼女が討つべき存在である鬼や妖物の類が存在しない事。以上の2つがある。 特に2つ目は大きかった。烏月は古の昔から、人に仇名す鬼を討つ鬼切部千羽党の一員であった。 討つべき鬼がいない世界。それは、鬼切部の者達にとっては理想の世界の1つなのではあろうが、実際叶ってみると退屈なものであった。張り合いがないのだ。 今の彼女は、その瞬間(とき)が来るまで、惰性で学校に通い続ける機械のようなものだった。 それまで会話していた人間がNPCだと解ると、烏月の対応も機械的で冷たいもの。もとより玲瓏なイメージの強い美人であった烏月は、より鋭く、より冷たくなっていた。 そんな烏月が、日に1時間程だけ、生身の人間らしさを取り戻す時間があった。 その時間が訪れるようになったのは、鬼のいない世界と言う違和感から記憶を取戻した瞬間から、つまり、聖杯戦争への参戦権を得た瞬間からであった。 自らのサーヴァントと語らう時間。それはこの閉じた世界に於いて、烏月の鬱屈とした心を癒す唯一のひと時であった。 二重の意味で、その時間は楽しみであるのだ。 ツカツカと小道を早歩きで行く内に、烏月の実家が近づいてきた。 純和風の広大な庭園と邸宅を保有する、市内の名家。烏月は文武両道のお嬢様として通っていた。 玄関に上がり、厳格な父と母に挨拶する事も忘れ、烏月は道場へと直帰。 「すぐに着替える」 虚空に向かって烏月が言う。 『凛』、と言う言葉がこれ以上となく相応しい美人である。黒一色のセーラー服に、同じく黒いストッキングを着用した、眉目秀麗な濡羽色をした長髪の女性。 黒と言う色がこれ以上となく調和した女性だ。まるで夜がそのまま美女の形を取って現れたかのような印象を見る者は受けるだろう。 「わかった」 何もない空間から、男の声が聞こえて来た。烏月が道場への正扉を開ける。 道場の玄関口に上がった烏月が、靴を脱ぎ、急いで女子の着替え室に走る。 数分程が経過した後、烏月が道場へと現れた。黒の似合う女性が、白い道着に着替えていた。 黒が似合う女性は、白を纏っても様になっている。しかも道着と言う、人を綺麗に見せる為の服装でなくても、美人さは色褪せていない。 美人は何を着ても似合うと言う世の不平等/真理が、この道場の中で体現されていた。 烏月が道場に現れた瞬間、道場の中央に、フッと1人の人影が現れた。 奇妙な男であった。灰色の上着と青色の袴。古めかしい服装の男であったが、体格も良く背丈も恵まれている為、違和感や不様さはない。 だが、前時代的な服装よりも目を引くのが、黄色いひよこの頭を模した被り物を被っている、と言う事であった。 遊園地のスーツアクターのバイトかと最初は思うだろうが、違う。纏う空気が違っている。 そのひよこ頭の男が纏う空気は、常人のそれとは訳が違った。この男だけ、別の世界を背負っているような感覚。 纏っているそれは、ピリピリとした剣呑な何か。それは殺意とも敵意とも、鬼気とも形容される代物であった。 「これを」 言って烏月が、ひよこの頭の男――アサシンのクラスとして参上した自らのサーヴァント、テューン・フェルベルに竹刀を手渡す。 無言でそれを受けとり、テューンはそれを正眼に構えた。数m下がった後、烏月も構えた。足を肩幅程度に開き、竹刀を担ぐようにして構える。 他流派はこれを蜻蛉の構えと言うらしいが、烏月が学ぶ千羽妙見流においては、この構えを『破軍』と呼ぶ。 剣道の試合にしては、開始までの距離が遠すぎるかと思われるが、これは剣道の試合などではない。烏月もテューンも、試合などとは欠片も思っていない。 竹刀を使う以上、殺す事は絶対厳禁なのだが、その実、試合の最中は殺すつもりで打ちこまねばならない。 何よりも、使う攻撃手段は竹刀に限らなくても良い、体術も使って良い。敗北条件は、負けを認めるか、竹刀を手落した時のみ。 これはそう言う練習なのだ。 数分程、無言の睨み合いの時間が続いた。 道場の中は、息苦しくなる程空気が張り詰めていた。呼吸するのも苦しい程である、富士の山の頂にいるかのようである。 同時に空気は、とてつもなく重かった。気化した鉛でも大気の中に交じっているのではと錯覚する程だ。 道場の中には、物音1つない、烏月とテューン以外には生き物の気配はまるでない。此処だけが、現世と隔絶された1つの異界のような空間であった。 テューンの方は、ひよこの被り物を被っているという都合上当然だが、表情を窺い知る事は出来ない。 しかし、被り物の上からでも、この男が緊張の面持ちをしていない事は解るだろう。余りにも構えが堂々としていた。 一方烏月の方も、真顔を保ちながらテューンの顔を見つめている。一見すれば完璧な構え、完璧な精神状況と思うだろう。 だが違う。彼女の心は、少しだけ動揺していた。その証拠に、額から冷たい汗が一筋、ツツと流れている。 それだけ、目の前のテューンが、驚異的な気魄を持っているのだ。彼は、鬼を斬った経験はなく、人と獣しか斬った事がないと言う。 しかし果たして、何人もの人を斬ればそれだけの覇気を醸し出せるのか。鬼切部としていくつもの鬼を斬り捨てて来た烏月が気圧され、呑まれる程の空気。 テューンは剣鬼だった。 ――破軍の構えは失敗だったか……―― 今更になって烏月は、千羽妙見流に伝わるこの必殺の構えを取った事を後悔していた。 この構えの弱点は、薩長示現流における蜻蛉の構えと概ね同じ。この構えは防御と言う考えを捨てている。初太刀で相手を斬り捨てる、極端な攻撃重視の構えなのだ。 必殺に相応しい力と太刀筋を持つのは事実だが、最初の一太刀を避けられたり防御されたりすると、素人目にも明白な隙が出来る。諸刃の剣だ。 破軍はもとより、鬼に対する構えだ。ある程度腕の立つ人間に対してはまた別の構えが伝わっているのだが、今まで鬼とばかり戦って来たと言う戦歴と、 人間相手に戦った事がないと言う実戦経験の未熟さが重なり、烏月の肉体はついつい、彼女に破軍の構えを取らせてしまった。 しかし、今更構えを変える訳にはいかない。況してや破軍の状態からでは、構え直しに時間が掛かる。その隙を狙われると考えるのは、当たり前の事。 結局、烏月に残された勝利を拾う手段は、攻撃しかないのである。だが、石像の如くその場から動く事のないテューンが、易々と隙を見せる筈が―― テューンが竹刀を、中段から下段へと変え始めた。 その瞬間を見た時、烏月はバネ仕掛けの人形のように跳躍、彼我の距離六~七m程を1度の跳躍で詰め、テューンに対して大上段から斬りかかる。 ――彼はそれを読んでいた。烏月が竹刀を振り下ろす前に、下段の構えに移行していた彼は、電光のような速度で竹刀を振り上げ、 その時の勢いに身を任せるように、後方へと跳躍。烏月の振り下ろしは、空を斬る。テューンの斬り上げは、烏月の道着を掠っていた。 烏月は竹刀を振り下ろす際、急激に嫌な予感を感じ取り、身体を少し反らしていた。恐らくそうしていなければ、竹刀が直撃していたろう。 テューンの持っている得物が真剣であったら、その時点で勝負は決していた。 テューンが先程立っていた地点より七m程後方に着地する。 竹刀を振り下ろし切った烏月は、急いで中段へと構え直そうとする。これだけの距離を跳躍したのである、構え直すのならば、今だ。 ――テューンの身体が、朧げになった様に烏月には見えた。が、0コンマ2秒程経過した次の瞬間、テューンの姿が明瞭となる。 簡単だ、彼は烏月の間合い1m半にまで近づいていた!! 疾風のような身のこなしで、この男は間合いを一瞬で詰めて来たのだ!! 「ッ!?」 驚きと焦燥の混じった顔で、テューンのひよこ頭を見る烏月。あの時下段に構え直したのは誘いだった事に、今更ながら気付いてしまった。 驚愕の理由はいろいろだ。あれだけの距離を自分に気取られず詰めて来る速度、板張りの床に音一つ立たせない見事な体裁き。 だが驚愕の一番の理由は何と言っても、この男が竹刀の間合いにいると言う事実1点。互いに攻撃を繰り出せば、その全てがクリーンヒットする距離にいるのだ。 烏月が右肩で以て、テューンの胸部目掛けて体当たりを行おうと試みようとする。 しかし、烏月が行動に移るよりも速く、テューンは竹刀を振り上げ、彼女の竹刀を打ち据える。 パシイイィィンッ!! 気持ちが良くなる位耳に心地よい、乾いた竹の音が道場に響き渡った。 遅れて、ゴトンッ、と言う野暮な音が響いた。烏月の数m後方の板張りの床に、竹刀が落ちていた。 彼女の両の腕に、ムカデでも這っているような鈍い痺れが走っている。彼女の手に、竹刀は握られていなかった。 「……強いな」 烏月が観念したように口を開いた。遠回しの、敗北宣言だ。 「そうだな」 謙遜するでもなく、テューンが返した。自信満面の言葉であるが、それに実力が伴っているのだから文句のつけようがない。 烏月に言われるでもなく、先程まで握っていた竹刀入れを、それをしまっている籠の中にテューンが入れに行く。その様子をただ眺める烏月。 アサシンのサーヴァントとしてテューンが烏月の前に現れたのは、3日前の事だった。 鬼のいない世界に対する違和感から記憶を取戻した自らの前に現れたのは、ひよこの被り物を被ったあの侍。聞けばこの男、生前は剣士であったと言う。 無辜の人間を斬らねばならない聖杯戦争自体に気乗りはしないが、いかんせん戦いの末に手に入る聖杯が聖杯だ。相手に敵意がないとも言い切れない。 戦闘技術の維持と、鬼のいない世界による気の紛らわしの為に、烏月は、呼び出した当日にテューンと軽い剣の試合を申し込んだ。 ――強かった。いや、強すぎると言っても良い。 サーヴァントとして呼び出される程の剛の者であるのだからそれは当然なのかも知れないが、そうと解っていてもなお、テューンの剣の冴えは凄いものがあった。 烏月の剣筋の尽くが読まれ、捌かれ、防がれて。逆にテューンの剣筋は、読めず、捌けず、防げずで。 彼女が追い求めてやまなかった、彼女の兄、千羽明良をも超える剣の腕であろう。 敗北を喫した時、烏月は悔しかった。子供と遊ぶときに使うようなひよこの被り物などを被って、自分を馬鹿にしてるのかとすら考えた。 常人ならへこたれる程の完敗を味わっても、すぐに気を持ち直して立ち上がり、再び試合を申し込む。 これを、学校の部活が終わってから実家の道場で繰り返していた。そしてこの瞬間こそが、千羽烏月と言う少女が人間らしさを取り戻す瞬間なのである。 「どうして其処まで強くなれたんだ」 烏月が訊ねる。鬼切部千羽党の人間として、1人の剣士として、テューンが此処までの剣の腕を得るに至ったのか、興味があったのだ。 「お前は剣の為に全てを捧げられるか」 逆に、テューンの方が問い掛けて来た。 「私は鬼切部だ。鬼を斬ると言う使命の為に、他の全てを擲つ覚悟は出来ている」 「……俺のパパは、世界一の強さを持った剣豪だった」 烏月の確固とした決意を目にした後で、テューンは静かに語り始めた。 「その名を世界に轟かせていたパパに、剣士が決闘を挑むのは当然の事。ある時、パパと全く同じ技量を持った剣士が決闘を挑み、パパは両腕を斬り落とされた。何故だと思う」 「話の流れから言って、剣の為に全てを捧げきれなかったからか」 「そうだ。パパはその時、俺の母親と恋仲になっていた。女に気を取られていた、と言うその差が勝敗を別った。 剣に生きるとはそう言う事だ。お前にそれだけの覚悟はあるのか?」 烏月の方に体を向けて、テューンが言った。きっとあのひよこの被り物の下では、真面目な顔付きを作っているのだろう。 「……ある」 数秒程の逡巡をおいて、烏月は口にする。が、テューンの反応は冷淡な物だった。 「口ではどうとでも言える。だが、お前の剣筋は嘘をついている」 「何……?」 「剣士としての理想の姿とは何か教えてやろう。囚われず、揺るぎなく、力強い。心の持ちようが重要なんだ、剣は」 更にテューンは言葉を続ける。 「お前の腕前なら、心に迷いを抱いていても、格下相手ならば容易く斬り捨てられるだろう。だが、同じ腕前の相手になると、途端にその迷いが枷になる」 「私が迷っているとでも言うのか」 「お前は昔の俺と同じだよ。復讐を果たしたいのか違うのか、自分でも良く解らなくなってるんじゃないのか」 「ッ……」 痛い所を突かれたような顔をして、烏月は道着の脇腹部分をギュッと掴んだ。 「家族を殺されたんじゃないのか」 図星である。 千羽烏月には兄がいた。千羽明良と言う名前のその男は、烏月が尊敬していた程の凄腕の鬼切り役であった。 しかし彼は既にこの世にいない、故人となっている。明良は、鬼を調伏する役目を負った一族でありながら、鬼に憑りつかれた少年をかくまっていた。 その少年に、明良は殺された。明良を殺した鬼が、憎かった。鬼を斬る一族にありながら鬼をかくまっていた家族がいたと言う事に、負い目を感じていた。 烏月は、己の過去にけじめを付け、清算したいのである。そしてその手段は、1つ。明良を殺した鬼である、ケイと言う少年を討つ事。これ以外に、ないのであった。 この思いはテューンから言わせれば、剣の太刀筋を曇らせる要素以外の何物でもないようだ。 そんな事は、烏月にだって理解出来ている。理解したからと言って迷いを消せるようならば、苦労はしない。烏月は菩薩や如来の類ではないのである。 解って居ながら抜け出せない。烏月は未だ、深い深い無明の最中にいるのだった。 「斬りたい相手がいると言うのなら、それでも良い。剣を振るうのに目的は必要だ。だが今のお前の心境で、この聖杯戦争を切り抜ける事も、仇を斬る事も出来ると思うな」 「参考程度に……聞かせて欲しい。昔の自分と同じだとお前は言ったが……お前にも私と同じ、仇に似たような者がいたのだろう。お前はどうやって、乗り切ったんだ?」 「過去を冷静に見つめ直した。俺の仇に類する男は、大層腕の立つ剣士だったからな。世界一の剣士になると言う目標を達成する為、俺はそいつを仇じゃなく、 1人の、超えねばならない相手として認識する事にした。ただ純粋に、剣士として高みを目指すと決めた瞬間、俺から迷いは消えていた」 「尤も、俺とお前とでは境遇が違うだろう。あまり参考にするな」、と即座にテューンは付け加えた。 「……強いな、お前は」 観念した様な口調で、烏月が言葉を口にする。 テューン・フェルベル。その年齢は18歳だと言う。若すぎる、烏月と1歳しか違わない。であるのに、この青年は達観し過ぎている。 一体何を経験し、幾人もの人間を斬ってきたら、その境地にまで辿り着けるのか。同じ剣の道に身を置きながら、烏月にはそれが予想すら出来なかった。 「最後に聞かせて欲しい。お前が刀の道を志した理由とは……何だ?」 烏月が刀を手にした理由は、自分が鬼切部の一族に生まれたからに他ならない。 もしも市井の中の普通の過程に生まれたのであれば、彼女は剣の道など先ず間違いなく志す事はなかったろう。 テューンは、何を契機として刀の道を歩もうとしたのか。それが、彼女には気になってしょうがなかった。 「……刀を愛していた」 数秒程の間をおいてからテューンが口にした。 「俺は刀だけを見て、刀と共に何処まで狂えて、何処まで技を極められるのか。……それが知りたかった」 「……そうか」 純粋に、刀が好きだったから、刀に打ち込めたから、テューンは強くなれたのだ。 烏月はそう解釈した。しかし、テューンの被るひよこの被り物の下で、彼がどんな表情を浮かべているのか、烏月は想像も出来ないであろう。 ファンシーで愛くるしいひよこの被り物のその下で。 テューン・フェルベルは、健常人が目の当りにしたらぞっとする程危険な光を宿した瞳で、うっとりとした微笑みを浮かべているのであった 3 「一つ聞かせてくれないか」 弓の弦の如くに張りつめた、何の混じり気もない清浄な空気が満ちる道場の中で、くすんだ水色の着流しを身に付けた男が言った。 「お前が刀を振ってきたのは何のためだと思う」 水色の着流しの向かいにいる男が、ややあって答えた。 「刀のためです」 道場の張りつめた空気が弛緩していた。 あれだけピンとしていた空気はだらしなく緩み、隔絶された結界の中か何かを思わせるような異界感は、完全に消え失せている。 道場主がいなくなるだけで、此処まで道場の空気は変わるのか。ひよこ侍の真正面で、水色の着流しの侍が、血を流して死んでいた。 「……今ようやく分かった」 菩提樹の木の下で悟りを啓いて見せたシッダールダの如き態度で、ひよこ侍が口にする。 「俺は刀だけを見ていたんだ」 鞘に納めていた刀を引き抜き、その剣身を蠱惑的な瞳で見つめる。 先程斬った、水色の着流しの男の真新しい血臭が、剣身から香っていた。 「俺を突き動かしていたのは、他の何者でもない。……俺はお前を愛していたんだ。やっと、俺とお前だけになれたんだ」 刀は――何人もの人や獣を斬り殺して来た、ひよこ侍の相棒は、黙して語らなかった。 「どうすればお前を俺のものに出来るか、そればかり考えてきた」 「だが俺にはまだ……」、ひよこ侍は言葉を続ける。 「お前がずっと遠くで妖艶なその姿を横たえているように見えるんだ」 その声には深い悲しみが混じっており、その声は何処か震えて、泣き声のような者が混じっていた。 「なあ……。どうすればお前を完全に俺のものにできるんだ……?」 4 主を失った一軒の家。そのはなれに建てられた道場で、2人の男が死んでいた。1人は、その家の主である侍、ユキムラ。 そしてもう1人は、二刀の剣士ジャンルーカとユキムラを斬り殺し、世界最強の剣士となったが、自分が振るって来た最愛の人/刀と共に死ぬ事を選び、 それを自らの腹部に突き差し自害した、緑髪の青年、テューン・フェルベルだった。 道場の中には、死そのもののような静寂が張り詰めていた。 【クラス】 アサシン 【真名】 テューン=フェルベル@ひよこ侍 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運D 宝具B 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 【保有スキル】 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 透化:A 精神面への干渉を無効化する精神防御。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。 アサシンがこの世で最も信頼し、そして愛しているものは、自らが振るう『刀』だけである。 無窮の武練:B ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 アサシンは一切の迷いを捨てている為、精神的な障害を原因として武術の腕は劣化せず、多少地形条件が悪くとも、武術の劣化は小さく済ませる事が出来る。 もと居た世界に於いて、アサシンは最強の剣士として数時間、世界に君臨していた。 見切り:B 敵の攻撃に対する学習能力。相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、 同じ敵からの攻撃に対する回避判定に有利な補正を得ることができる。但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。 真名秘匿:E(B) 真名及び過去に何をしていたかと言う事の露呈を防ぐスキル。 ランクEは、相手に真名が本当であるかどうか、少しだけあやふやにさせる程度の力しかない。 アサシンの場合は後述する、自らの顔を隠す為に被っていた宝具をつけていた時の方が、どちらかと言うと有名なサーヴァントで、 寧ろこれを外した素顔の状態の時の方が、真名秘匿ランクは上。宝具を外した場合にはカッコ内のランクに修正される。 【宝具】 『亡き友の形見の雛頭(ひよこの被り物)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身 アサシンが常にその頭にかぶっている、黄色いひよこの頭を模した被り物が、宝具となったもの。 生前の幼少期に、二刀の剣士・ジャンルーカによって斬り殺された幼馴染であるソラが大事にしていた着ぐるみ。 このひよこのぬいぐるみを被りながら、アサシンは生前幾人もの剣豪を斬り殺し、遂には世界最強の剣士の高みへと上り詰めた。 そう言った経緯から、少しばかりの神秘性を帯びており、Dランク以下の精神耐性宝具やスキルを持たない者は、愛くるしいデザインとは裏腹の、 宝具が放つ異様な血臭と空気に呑まれ、気圧されてしまう。 自らが振るう刀をこの世で最も愛しているアサシンではあるが、この宝具も刀と同じ位重要なものであると言う意識は変わっていない。 気心の知れない相手にこの宝具を触られる事を、彼は何よりも嫌う。 『フェルベルの血筋』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身 今まで戦って来た数々の剣豪が必殺技として来た、数々の剣技を摸倣、完璧に自分のものとしてきたアサシンのエピソードが宝具となったもの。 アサシンは、一度見た、或いは受けた剣技を、対人魔剣か否かを問わず、完全に自分のものとして、剣技の使い手と全く同じ技量と速度、威力で使う事が出来る。 奥義の発動に魔力や霊力と言ったものが必要な剣技には、マスターから供給されるそれを徴収し、使用コストに充てる事が可能。 但し、発動に術者の肉体的特性や、余りにも強すぎる個性が関わる剣技に関しては、アサシンは摸倣する事が出来ない。 故郷マニマニにおいて最強の剣士であり、世界中でも最高峰の剣技を誇っていた、アサシンの父、リクナー=フェルベル。 その様な血統と、世界で最も優れた剣士に師事した事で、アサシンの剣の腕前は、凄まじい勢いで開花されて行くのだった。 【weapon】 宗光: よく手入れされた打刀。師匠であるユキムラから与えられた最初の真剣である。 【人物背景】 マニマニと言う国に生まれた子供。父に、元国家最強の剣士であるリクナーを持つ。 後に師匠となるユキムラと呼ばれる侍が決闘を申し込んだ際、その時の戦いでリクナーは両腕を斬り落とされており、彼は二度と剣を握れぬ身体になってしまった。 其処で彼は、自分のような目にテューンはあわすまいと、なるべく剣から遠ざけるように、平和な生活を送って来た。 ある日マニマニに興行の為にやって来たサーカスに所属する少女であるソラと友達になり、楽しい日々を過ごす。 が、リクナーが戦えない身体になっていた事を知らない、ジャンルーカと呼ばれる剣士がテューンの屋敷を来訪。彼との決闘を要求する。 リクナーが戦えない事に気付いたジャンルーカは逆上、リクナーと彼の妻アヤカ、屋敷で働いていたメイドのミリと、偶然遊びに来ていたソラを殺害する。 その時にテューンは、ひよこの着ぐるみ、ソラの大事な宝物であり、初舞台で彼女が演じていたひよこの役の為のそれを着込んで、屋敷から逃走。 決闘後もリクナーと親交があり、面識のあったユキムラの家へと駆けこみ、何とか事なき事を得る。 それから10年後、18歳となったテューンは、世界最強の剣士となるべく、自らの意思と足でユキムラの道場を出、旅に出る事にする。 この時、ソラの形見であるひよこの着ぐるみの頭の部分を被り、『ひよこ侍』として、サーカス団で一番の女優になる事が夢であったソラの分まで自分が世界一になる事を誓う。 そこでテューンは様々な剣士と出会い、彼らの苦悩や生きざまを目の当たりにし、時に自らの生き方と在り方に悩み、そして剣士としての宿命により、彼らを決闘で下して行く。 遂には、自分の家族の仇であり、圧倒的な剣技の腕前を武器に、小さな共和国の軍隊を壊滅させて、国を吸収。 自らの帝国を一代で築き上げたジャンルーカをも死闘の末に下して見せた。 表向き世界で最強の剣士と知られるジャンルーカを倒した後テューンは、隠居し、世界の誰にも知られていない最強の剣士――即ち、自らの刀の師匠である、ユキムラの道場へと足を運ぶ。 テューンの意を理解したユキムラは、彼を道場へと誘う。彼は、自らの師匠をも斬り殺すつもりであった。 ユキムラは訊ねる。「何のために刀を振るうのだ」と。対しテューンは答えた。『刀のためです』、と……。 今回のテューンは、3つあるマルチエンドの内の一つ、自らが振るって来た刀の美しさを愛し、この刀をどうすれば永遠に自分だけのものに出来るのかと考えた末、 自らの腹部に突き差し、自刃を遂げるエンドからの参戦である。 【サーヴァントとしての願い】 自らの刀に、更に血を吸わせてやる。 【基本戦術、方針、運用法】 ステータス自体は平凡以下のサーヴァントであるが、その実、保有スキルは極めて実戦的なものが高いレベルで揃っている。 ステータスこそ低いが戦闘自体は得意であり、マスターの殺害に失敗した場合は、三騎士が相手でも技術でステ差を覆す事も、不可能ではない。 『フェルベルの血筋』は、宝具にも匹敵する剣技を武器とするサーヴァントを相手には絶対的な優位を保てる宝具ではあるが、逆に言えば使い道はそれだけしかなく、 強いには強いが限定的な宝具であると言わざるを得ない。またアサシン自体も、辿ったエンドの都合上、やや精神を病んでいるきらいがある為、其処も懸念と言えば懸念。 王手をかけるには、やや難しいサーヴァントだと、言わざるを得ないであろう。 【マスター】 千羽烏月@アカイイト 【マスターとしての願い】 不明 【weapon】 維斗: 烏月が保有している、千羽妙見流に伝わる、千鬼を調伏したとされる太刀。 『折れず、錆びず』と伝えられる破妖の太刀で、千羽党鬼切部の証である。 【能力・技能】 千羽妙見流: 烏月が修めている剣術の流派。専ら鬼との戦いの為の剣術であるが、人間相手にも応用が利く。 人ではない存在を相手にする為の剣術であり、気功の概念を取り入れている。八極拳、北辰一刀流、示現流と似通っていると言う 魂削り: 「オン・マカ・キリ・チリベイ・ソワカ」と言う真言を唱えながら、相手を斬る技。 物質的な肉体を持たない、霊体のみの鬼を斬る奥義であり、己の魂を削り、相殺効果で相手を斬る。 が故に、己の魂の絶対量が相手より豊富であることか、相当のやせ我慢が必要。 見鬼: 視えないものを視る能力。妙見(たえみ)の技とも。 鬼や、鬼に取り憑かれた人間、物に込められた力などを見抜くことができる。使用中は右目が蒼く光る。 また、極低ランクの邪視の類を無効化する 経観塚(へみづか)に足を運ぶ前の烏月である為、千羽妙見流の裏奥義である鬼切りは使用不可能。 【人物背景】 人に害をなす鬼を調伏する為の組織である、鬼切部千羽党の鬼切役。 若干17歳と言う若年にも程がある年齢であるが、これは先代の鬼切役である千羽明良が死亡し、その後目を継いだからである。 まだ年若いがその実力は確かで、大の大人が数人がかりは愚か、雑魚の鬼が何体いても退ける程の実力を誇る。 兄が鬼に殺されたと言う過去から、人外の存在に対しては一切容赦と言うものをせず、余程の理由がなければ、問答無用で斬り捨てる。 今回は経観塚に足を運び、羽藤桂らと出会うまえの烏月である。 【方針】 さしあたっては様子見。人外の存在に対しては、容赦はしない。
https://w.atwiki.jp/dqmbmb/pages/822.html
伝説の神獣 No.31 レア:☆☆☆☆ HP:1024 力:32 賢:38 守:34 早:55 特技 アサシンストーム ブロスアタック 生息地:寒冷地 特徴:何度も攻撃するのが得意 発生相性 ドラゴンチーム 寒冷地チーム 電光石火チーム スナイプLv? 伝説の神獣へ戻る ア行へ戻る メニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/4058.html
アサシン考察 アサシン考察 ステータス基本情報 クラススキルアサシン自体について アサシンのスター事情サポーター不足への回答 お勧め概念礼装 アサシンの分類 各分類のサーヴァント解説クリティカル重視型 Artsチェイン重視型 妨害型 火力支援型 特殊型 コメント コメント ステータス 基本情報 アサシン 基本カード Q Q Q A B ステータス算出 HP補正 0.96 与ダメージ補正 0.9 ATK補正 0.94 スター発生率 25 NP獲得量 与ダメージ時 1.45 スター集中率 100 被ダメージ時 4 即死率 55 基本カード ほとんどのサーヴァントがQuickカードを2枚以上所持する。Quick1枚持ちは“山の翁”、セミラミス、李書文の3騎のみ。 Quick3枚のQuick偏重型カード構成が基本。このため、Quickブレイブチェインを組みやすいサーヴァントが多い。Quickはサーヴァントごとの性能格差が激しいカード。そのため、初期から実装されているサーヴァントのほとんどはQuickが2hitと低性能。例外が射撃型モーションだった呪腕のハサン。Arts2hitに対してQuick3hitであり、NP/星出しの双方に期待できる。 一方、高レアサーヴァントの大半は3hit以上(特に星5は全員が4hit以上)であり、後述の事項も相まって星出し能力は高め。 Arts型アサシンのほとんどはArts2枚/Quick2枚のアーチャー型が基本。 スター発生率 全クラス中No1のスター発生率を持つ。このため、3枚目にQuickを置いたとき、初手Quick以外で1hit当たり2個が確定する。 また、Quickの枚数も多いためスター獲得の機会は多い。 だが、スター生産はhit数がモノを言うので、初期サーヴァントのほとんどはたいして星を生産できない。 スター集中率 セイバーなどと同じ、標準的な値。スター生産力を考えると低くはない。 しかし、星を集めることも弾くこともできない中途半端な値であり、スター操作によってクリティカルを狙っていく必要に迫られる。 即死率 全クラス中ワースト3の即死率の高さ。 しかも、魔力ランクが高いサーヴァントはそこまで多くないので、即死宝具相手は危険。 “山の翁”はクラススキルに即死無効があるので、即死は気にしないでよい。 …もっとも、仮想敵のライダーは即死宝具を所持していないので、あまり気にすることはないと思われる。 ステータス算出 全クラスでもトップクラスに悪い補正値を誇る。 HP/ATKの両方に下方補正が入るため、総合ステータスはあまり高くない。 大半のサーヴァントが攻撃寄りに設定されているのか、ATKが下方補正が入っている割にはレアリティごとの基本値を超えるサーヴァントはかなり多い。 しかしアサシンは攻撃力に0.9倍の補正がかかる他、Quickは基礎ダメージが低いカードなので実戦では火力不足に悩まされることが多い。更には、Buster3枚が基本のバーサーカーがBuster性能を上げる狂化、Arts3枚のキャスターがArts性能を上げる陣地作成を持つのに対し、Quick3枚が基本のアサシンはQuick性能を上げる騎乗を所持していないのも辛い。 一方、全アサシンのHPがレアリティごとの基準値に届かない有様。後述の理由もあり、持久戦はあまり得意ではない。 NP獲得量 実はNP獲得量の基礎値自体は平均以下で、そこまで高くない。 しかし、アサシンのほとんどはArtsを2枚以下しか所持していないうえ、hit数配分の都合上Quickでも相応にNPを稼ぐサーヴァントが多い。 そのため、各サーヴァントを中心にPTを組んだ時はサーヴァントのNP獲得量は悪くない。 一方、Artsチェインは組みにくいので、PT単位ではNP獲得が滞りやすい傾向にある。 クラススキル スキル 効果 E D C- C C+ B A A+ EX 気配遮断 自身のスター発生率をアップ 2 4 5.5 6 6.5 8 10 10.5 12 気配遮断 自身のスター発生率をアップさせる。 …と言いたいのだが、ランクEXでも12%止まりと実戦では効果を感じにくい。 事実上パッシブスキルはあってないようなもの。 アサシン自体について 騎のクラス相性3すくみの一角。 対ライダー、バーサーカー、ビースト1に与ダメージ2倍、対キャスター、ルーラーに与ダメージ0.5倍 ライダーからの被ダメージ0.5倍、アルターエゴ、バーサーカーから被ダメージ1.5倍、キャスターからの被ダメージ2倍 攻撃力補正0.9倍補正がかかっているうえ、ほとんどのサーヴァントがBuster1枚型構成のため瞬間火力は低い 被弾時のNP獲得量が1hit当たり4と高めで、被弾によるNP獲得はやりやすい 以上から、主な仮想敵は対ライダーであるといえる。 しかし、この点がアサシンにおいては大きな問題として立ちはだかる。 それは、FGOの強力なサポーターのほとんどがライダーに相性不利なキャスターに集中しているため、サポーターの選択肢が極端に狭いことである。 それに輪をかけるようにアサシンには有力な耐久サポーターが存在しないという事実が立ちはだかる。 特に長期戦では重要なヒーラーのほとんどがキャスターに集中しているという事実が重くのしかかる。 また、サポーターを採用できても、A枚数の不足からAチェインは難しいうえ、NP配布を持つアタッカーが存在しない。 そのため基本的にアタッカーとサポーターが一緒にNPを貯めることは難しく、サポーターにもクリティカルを用いたNP回収力(それもかなり高水準な)が要求されることが多い。 このため、サポーター不足、サポーターとの連携能力不足がアサシン運用の最大の壁であるといえるだろう。 アサシンのスター事情 SRが25と高めで3rdQuickで1hit当たり2個の星出しが確定、さらにQuick多めの構成が多い。 しかし、Quickチェインを絡めてもスター飽和(50個)を達成しうるサーヴァントは少ない。初期サーヴァントはQuickチェインですら20個が関の山、という事態も。 そのうえスター集中率、クリティカル威力アップの双方を所持しているサーヴァントは多くない。 総じて、スターを生み出すことはそこそこ出来てもそれだけではクリティカルを狙いに行くには心細く、仮にクリティカルを出せても大ダメージにつなげられるサーヴァントは多くないといえる。 しかし、0.9倍補正とQuickの低ダメージに付き合わざるを得ないうえArtsチェインを組みにくいアサシンの場合、素殴りの意味でも宝具装填の意味でもクリティカルを狙わないと低ダメージ地獄に付き合わされる羽目になる。 幸いPTの主力の高レアはQuickでそこそこ星を出せ、低レアの優秀なアタッカーはスターを瞬間的に獲得する手段を持っていることが多い。 これらを駆使してクリティカルを狙い続けるのがアサシンの常套手段になるであろう。 詳しくはこちらを参考にすると良い。 そのため、稼いだスターで確実にクリティカルを狙いに行くために、スター集中礼装の採用は有力な礼装候補になっている。 + スター獲得スキル/宝具持ち一覧 スター即時獲得スキル20個 新宿のアサシン、謎のヒロインXクレオパトラ 15個 佐々木小次郎、呪腕のハサン(2ターン)、荊軻、静謐のハサン、エミヤ〔アサシン〕、李書文/アサシン 宝具固定値で獲得 佐々木小次郎(15個)、荊軻(20個) Quick属性多段hit宝具 風魔小太郎(4hit×3)、スカサハ〔アサシン〕・牛若丸/アサシン(5hit×3)、カーマ(単体10hit)、新宿のアサシン(単体11hit)、謎のヒロインX(単体12hit) スター継続獲得スキル ファントム・オブ・ジ・オペラ(9個×3T)、カーミラ(10個×3T) サポーター不足への回答 強力なキャスターを採用して、殺られる前に殺る端から長期戦を諦め、サポーターは死ぬものと想定して強力なサポーターをサポートに並べて、サポーターを次々取り換えながらバフとNPを補給し、速攻でボスを倒す編成。 主にぐだぐだ看板娘をサポーターにつけ、意図的に落とすことで新鮮なバフの補給を狙う構成。4人目をアヴィケブロンにするなどすればそこそこの延命が可能。アサシンは自己完結型サーヴァントが多いため、単騎になっても多少は粘れる。しかし、息が切れる前に速攻で叩き落すことが必要なため、編成難易度はそれなりに高い。 キャスター(特にヒーラー)を全力で守る長期戦等において必要なヒーラーを、ディフェンダーを用いて守る編成。 全体防御型ではマシュ、ジャンヌ・ダルクやライネス、単体防御型ではレオニダス一世やシュヴァリエ・デオン、ゲオルギウスらを採用することである程度キャスターへの被害を防ぐことができる。単体防御型ディフェンダーを採用する場合は彼らのHPのケアまで考慮していきたい。 キャスター以外のサポーターを採用する選択肢が狭いが、キャスター以外にも優秀なサポーターがいる。意外なことに、攻撃支援型サーヴァントはキャスター以外にもそこそこ数がいるため、入手機会は多い。特にアサシンの不夜城のアサシンは優秀なQuickサポーターであり、特筆に値する。 一方、防御支援の選択肢はあまり多くない。特にHP回復も兼任できるサーヴァントがジャンヌ・ダルクやエレシュキガル、パッションリップくらいしかいないのが痛い。 一応、アサシンの防御支援寄りサーヴァントに刑部姫がいることにはいるが、後述のように大半のアサシンと動きがかみ合わないため、マシュ・キリエライトを採用したほうが良い場面が多い。 特に長期戦を挑む場合ネックになるのが初手ボーナス供給である。 アサシン、特にQuick型の問題点として、1stボーナス供給力、チェイン形成力の弱さが挙げられる。 1stボーナスはBusterが初手Quick0.5枚分のダメージアップ、Artsが初手Quick1枚分のNP効率アップなのに対し、Quickは初手Quick0.25枚分のスター発生率アップ。初手Quickだけ露骨に恩恵が小さい。 一応これでも他クラスの場合1stQuickで1個/hit確定、3rdQuickで2個/hit確定という形で一応恩恵はあるのだが、アサシンの場合SRが25あるため1stボーナスがなくてもそのラインを超えてしまう。 そのためQuickが多いアサシンが一番1stQuickの恩恵を受けられない。 また、チェインもスター10個獲得のみ。2030年の欠片1枚相当ではあるが Quick2~3hit勢はQuickチェインを含めても飽和狙いが厳しい Quick4~5hit勢は2ndQuick+3rdQuick+欠片で飽和を狙える。このレベルのカード性能の場合1stArtsボーナスの恩恵が大きい。 宝具で星を稼げる佐々木小次郎や荊軻、新宿のアサシンらは飽和を狙えるが、スター操作技術を持つためそんなにスターが要らない。 というありさま。 総じて「Quickチェインしても星が足りない」か「Quickチェインしなくても十分に星を稼げるか」の2択になりがちで、ほぼ恩恵がない。 そのため、サポーターは初手Arts、もしくは初手Busterを供給できるサーヴァントが好ましいだろう。 カード構成でこれらが多いサーヴァントを選ぶだけでなく、宝具のもArts/BusterにしておくことでQuickが偏った場合の1stボーナス供給役にできる。 そうなるとPT全体のQuickが減少し、星出しが狙いにくくなる。 そのため、アサシンは長期戦では「礼装などの不労所得でスターを10個ほど下支えしながらA/Bの初手ボーナスをもらったQuickで星を増産し、それをアタッカーが吸い上げてまた殴る」というクリティカル型のPTが相性がいい。 そのためクリティカル威力アップが極めて有効。スキルで高倍率のものを付与できるサーヴァントも多いのは良い。 + キャスター以外の有力サポーター一覧 セイバー 攻撃支援型:蘭陵王、水着メイヴ、ガイウス・ユリウス・カエサル 防御支援型:シュヴァリエ・デオン(ターゲット集中) アーチャー 攻撃支援型:ケイローン 防御支援型:トリスタン(全体回避) ランサー 攻撃支援型:フィン・マックール、源頼光/ランサー 防御支援型:レオニダス一世(ターゲット集中)、エレシュキガル(防御バフ+疑似HP回復) ライダー 攻撃支援型:水着イシュタル、アレキサンダー、坂本龍馬 防御支援型:ゲオルギウス(ターゲット集中)、司馬懿〔ライネス〕(全体防御+相性不利無視) アサシン 攻撃支援型:不夜城のアサシン、ステンノ(神性持ち限定) エキストラ 攻撃支援型:シャーロック・ホームズ、ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕 防御支援型:ジャンヌ・ダルク(全体防御+HP回復)、パッションリップ(ターゲット集中+HP回復)、マシュ・キリエライト(全体防御+ターゲット集中) お勧め概念礼装 カレイドスコープ 溜めにくいNPをほぼ全て賄うため、宝具が極めて撃ちやすくなる。 下位互換(虚数魔術、龍脈)との差が非常に激しいうえ、ピックアップされにくい恒常☆5なので入手は超困難なのがネック。 熱砂の語らい、スター・オブ・キャメロット、ダンス・ウィズ・ラウンズ スター集中を所持していないアタッカーに。 スターを集めることでクリティカルが安定し、素殴り火力だけでなく宝具回転率まで安定するのでアタッカーに付けておきたい。 CBCで毎年1枚入手可能。おそらくCBC2020でも新規のスター集中礼装が1枚入手可能と思われる。 しかし、上に挙げた礼装は過去のCBCでの礼装のため、これから入手するにはレアプリズムが必要。 イマジナリ・アラウンド シンプルに火力を強化。こちらは下位互換であるガンドでも代用がある程度効く。 真夏のひと時、もう一つの結末 比較的クリティカルを狙いやすいクラスなので、クリティカル強化礼装も良い。 黒の聖杯、ロイヤル・アイシング、パラドクス・エースキラー 宝具を攻撃の主軸に据える場合は、宝具威力をアップさせる礼装を。他から補いにくいバフのため、火力が伸びやすい。 アサシンの分類 単体宝具 大半のアサシンはここ。単体に対して大ダメージを与えることが可能。Quick主体のサーヴァントも宝具威力は他に引けを取らないので火力源として信頼できる。 全体宝具 雑魚掃討に向いた性能。期間限定またはストーリー限定の星4~5に集中しており、星4以外ではファントム・オブ・ジ・オペラ、風魔小太郎、酒呑童子、クレオパトラ、セミラミスのみ。 妨害宝具 ステンノ、マタ・ハリが該当。敵の妨害、遅延に向いた性能。カーマは単体攻撃宝具でありながら魅了による妨害性能も兼ね備える。 補助宝具 事実上現状では刑部姫のみ。 各分類のサーヴァント解説 クリティカル重視型 メリット クリティカルで通常攻撃ダメージを稼ぎやすい、NP効率が安定しやすい デメリット サポーターと共にNPを貯めにくい、Wアタッカーに向かない 高性能カードを活かしたクリティカルでNPとダメージを稼ぎながら宝具解放を狙うタイプ。Quick型の大半やカーミラ、両儀式、李書文/アサシン、岡田以蔵などが該当。(式や以蔵は下のAチェイン型にも参画できる) 大半がクリティカルを宝具回転の手段にするが、両儀式〔アサシン〕や李書文/アサシンなどのようにクリティカル威力アップを所持する、もしくは外部からクリティカル威力アップをかけることで通常攻撃も有力ダメージソースにできる。 Artsチェイン重視型 メリット サポーターと連携を取りやすい デメリット 通常攻撃の威力が低くなりやすい Arts型アサシンの大半やセミラミスはこちらに該当。有力なサポーターはArts型に集中しているため、彼らとAチェインを組むことで長期戦闘に耐える型。 有力Artsサポーターの玉藻の前は自力で変化を持つため硬く、支援を受けやすいのがメリット。 反面、ダメージソースは宝具のみで、通常攻撃は基本的に頼りにならない。 妨害型 メリット 敵の行動を抑えられるため被害が減る デメリット 敵を選ぶ。また、対魔力などで弾かれる可能性も ステンノ、マタ・ハリ、風魔小太郎、静謐のハサン、カーマ、酒呑童子が該当。敵へデバフをまき散らして被害を低減する。 上手く刺さるのであれば敵に行動させないので、味方の被害を劇的に減らせる。 しかし、ライダーのほとんどは対魔力を所持しているのでデバフを弾かれる可能性がつきまとい、安定性に欠ける。 また、スキル封印を行った場合、そのターンは必ず攻撃が飛んでくる点に注意。 火力支援型 メリット 味方の火力を強化できる デメリット Artsが少ないので初手Aの供給が滞る ステンノと不夜城のアサシンが該当。 両者ともに強力な火力支援を得意としている。 前者は宝具で強化解除と男性相手の足止めをすることができ、後者は皇帝特権や宝具を駆使することで自身がアタッカーにもなれる。 しかし、前者は対男性、後者はQuick型の支援に特化しているため場面と敵を選ぶ。 また、両者ともにArtsが1枚のうえ、スター生産力も低い部類なのでPT全体を回す難易度は高いといえる。 特殊型 上記すべてに当てはまらない特殊なタイプ。 謎のヒロインX + 詳細 素直なカード群に反したトリッキーなスキル群を所持するヒロイン。 スキル1は自身に遅延発動型バフをかけ、1T後にそれが全体スタンに代わるという異色のスキル。 スキル3はアサシンなのにセイバー特攻。対セイバーに限りスター発生率+100%、セイバー特攻+50%という火力バフスキル。 絆礼装もセイバー特攻20%とセイバーへの殺意に満ちている。 思うんですけど、本当のセイバーならランサーに対しての殺意がマシマシだと思うんですけど 更に宝具はアルトリア顔特攻攻撃。アルトリア顔を持つ相手にダメージが上昇する。創造主に喧嘩を売るスタイル 唯一スキル2だけが無敵+星20個と素直なスキルである。 総評 スキル3が全く機能しないことに目を瞑れば、星出しスキルと強化済み12hitQuick宝具で堅実に立ち回ることができる素直なアタッカー。 全体スタンは強化解除に弱い反面1T限定の弱体耐性はすり抜けられるのが長所。 また、宝具が12hitと非常に多いのでスター生産にも期待できる。 また、星5アサシンでまともな宝具強化を終えている単体アサシンはXのみで、素撃ちの火力はアサシン最高なのでバフを乗せやすいという長所もある。 そのためPTの流れを止めにくい優秀なサーヴァント。 彼女が真価を発揮するのは対セイバーでアーチャーと組んだ時。 セイバー相手ならば無類の星出し性能を誇るようになり、礼装次第では2ndQuickで12個、宝具で25個~30個とスターを大量生産していける。 これが「スターを若干集められるがスター生産力に欠けるため結局クリ殴りを狙いにくい」というアーチャーの弱点をぴったり埋める形になる。 絆礼装で火力支援もできる、殴れるサポーターになれる。 “山の翁” + 詳細 クリティカルを重視することが多いアサシンでは異例のBuster3枚+Buster宝具というBuster特化の構成。 スキルは生存力強化が2つ、攻撃強化が1つ。 スキル1は脅威の5000回復するガッツ。5T持続するうえ、最短CTが7なので再使用も狙いやすい。 スキル2は3Tの間自身の弱体耐性100%上昇、攻撃力20%アップ3T、防御力40%アップ1T、HP2500回復の複合スキル。1Tだけだが大幅に被弾を減らせるうえ、HPを2500回復できるため、ガッツ後の立て直しに一役買う重要なスキル。 スキル3はCT6の瞬間Buster強化スキル。持続は1Tしかないが倍率が50%と高い。Buster4枚持ちであることから恩恵は受けやすい。 スキル1とスキル2を活かした粘り強さが魅力で、戦闘によっては戦闘続行で復活→信仰の加護で立て直し→戦闘続行復活→再度ガッツで復活→信仰の加護で(ry、のようなことも可能。 Buster3枚構成の陰に隠れてはいるがArts/Quickも高性能。それぞれ1枚だけだがNP稼ぎ性能は高い。 総評 Buster3枚なので安定したダメージを期待できるメインアタッカーとしてもArts/Quick性能と1stボーナスを活かしたサブアタッカーとしても強力な耐久型アタッカー。 しかし、その真価を発揮するのは単騎になったとき。短期でガッツを繰り返しながらBusterブレイブチェインで敵を葬る様はヘラクレス似たものがある。あちらと違い、強化解除に弱い代わり継戦能力が高い。 初めから単騎で運用する場合は回数無敵を付与可能な司馬懿〔ライネス〕やアヴィケブロン、スター生成を付与可能なアンデルセンらでバフを盛り、オーダーチェンジで後ろに下げる、という戦術が強力。 また、初めから単騎にするだけでなく、サポーター使い捨て戦法とも相性がいい。サポーターを使い切っても単騎で粘れるのは他アサシンにない利点。 礼装は特色を伸ばすならHP回復、防御力アップ、ダメージカットなどが相性が良いだろう。 ヘンリー・ジキル&ハイド + 詳細 宝具で人格=クラスを入れ替えるという前代未聞のサーヴァント。 それぞれのスキルはジキルでは貧弱だがハイドでは高性能なものがそろう。全スキル、宝具効果が乗ったBusterクリティカルは圧巻。 しかし、第3スキル「自己改造」はハイドではクリティカルを狙いにくいなどの欠点があり、ハイド時には宝具を撃てないなど制約も多い。 また、1度強化解除されると宝具を撃つことすらできない星1以下の弱さになってしまう点にも注意。 総評 こいつはアサシンではない。バーサーカーだ。 というのも各種バフがすべてハイド基準の性能になっており、ジキル時ではバフがほぼないといっても過言ではないからだ。 その代わりジキルは「ジキルでNPを貯めながら程よくHPを減らし、NPがたまった頃合いでボス戦に突入し、HPを回復してハイドの火力で蹴散らす」という芸当が可能。 しかし、ハイドはスター集中を持たないバーサーカーなので、うまく火力を出すには工夫が必要。 最も手っ取り早いのはブリュンヒルデに介添してもらうこと。高倍率のクリティカル威力バフもついてくるので、1撃1撃が必殺の威力になる。 余談だが、ジキルは仕様上1発しか宝具を撃てない。 そのため、基本的には2発目を考慮する必要がなく、NP面に関してもハイドのNPをために行く必要がない。 ゆえに礼装は魔性菩薩と極めて相性がいい。OC3ならば強化解除を食らうまで、Buster性能が60%アップする。 加藤段蔵 + 詳細 単体無敵と単体回避を付与できるBuster型アサシン。 スキル2で回避、スキル3で無敵を所持するため、同時に3人中2人を守ったり1人を集中的に守ったりできる。 それ以外は特筆すべき点はないので、単体無敵付与と単体回避付与をいかに活かすかを考えるべし。 総評 単体回避/無敵付与が取り柄の防御サポーター。 彼女がいる場合ぐだぐだ看板娘を持ったサポーターを無理やり生き残らせる、バーサーカーのお供に据えて2ターン確実に生存させるなど、どちらかと言えばPTを延命させるための能力に長ける。 ターゲット集中持ちと差別化できる点として、「後衛において全体宝具対策として起用」という運用が挙げられる。 オーダーチェンジで引っ張り出す→残り2人を無敵と回避で保護→宝具で自分だけ退場、のような身代わり戦法が強力。 これにより1発は宝具対策抜きでも味方が宝具をやり過ごせる。 そのため、慈悲無き者などの退場時に効果を発揮する礼装や聖女の教示など登場時に効果のある礼装が有力。 自身にぐだぐだ看板娘を付けて無敵と回避で2ターン安全にしのいで3ターンの間確実に盾になるのもよい。 刑部姫 + 詳細 アサシン唯一の補助宝具持ち。 比較的良好なカード性能、高い自衛力、強化解除スキル、そして宝具の全体防御アップ+最大HP上昇+BQカードバフなど多彩な支援ができるように見える。 しかし、立っているだけで宝具発動を狙えるわけではないため、自身が積極的に殴る必要がある点がネック。 Quick型のカード性能であるがゆえに宝具発動にはそれなりの手数が必要。クリティカルを積極的に狙いに行くタイプである。 そのため彼女を運用する際はアタッカーと刑部姫の両方のクリティカルを狙いに行かなければならない。 しかし、彼女は星操作手段も星飽和手段も持たないため、クリティカルを狙うにはアタッカーと星を分け合わなければならない。 さらに宝具はQuick補助宝具。上述の通り1stボーナス供給に使えない上補助宝具なのでダメージ無し、0hitなのでスターもなければNP回収もない。 そのため宝具を撃つたびに1stボーナスか順番ボーナスのどちらかとArtsチェインが確実に潰される。 また、防御支援型なのに味方を宝具からは守れない点に注意。 総評 Quick・クリティカルバッファー、防御支援サポーター…に見えるが本質は自衛特化のアサシン。 アサシンでは唯一の自陣強化型宝具持ちであり、この補助宝具を主軸に戦うタイプのサーヴァントである。 宝具は攻防一体の全体補助宝具。効果は攻防一体の反面、防御力20%アップと最大HP2000上昇、BusterとQuickの2色に30%のバフと個々の効果が攻防両面で中途半端。 防御支援が付いた分、攻撃面ではメインアタッカーにするには心細い。 防御支援はマシュのスキル1と同程度しかなく、攻撃支援も2色バフが十全に活きる機会は相当少ない。 Buster型サーヴァントはQuickが死に札に、Quick型サーヴァントはBusterが死に札になりやすいことを考えると事実上単色バフ。 宝具の2色カードバフ以外には3Tの全体クリティカルバフと1Tの単体防御デバフしか持たないため、刑部姫はメインアタッカーとしての運用ではなく、メインアタッカーの脇に据えたい。 しかし、彼女はカード性能こそ良好だが一手で大幅にNPを稼げるカードを所持しておらず、ある程度積極的にカードを切らないと宝具回転を見込めない。 自身の宝具がQuick属性補助宝具であることも相まって、手数を削減するということが特に苦手。 その上、アタッカーからある程度星を奪う前提の性能をしているのに星飽和や星操作の手段を持たないため、最悪アタッカーも刑部姫もクリティカルを外し、PT回転を止めてしまう。 総じて「攻撃支援をするために攻撃機会を奪い続ける」「防御支援をするのにアタッカーに自衛力を要求する」という矛盾が起きている。 刑部姫の望む動きとアタッカーの望む動きが正反対の方向を向いていることもあり、現状「刑部姫が支援したいサーヴァントはほぼ全て刑部姫と相性が悪い」という事態に。 同じ動きをしたいフレンド枠の刑部姫と組むのが消去法的に最適解と言ってもいいかもしれない。 現状では不遇というほか無い。 コメント コメント アサシンのアタッカーにスターを集めようとすると、①ライダーに防御不利のキャスターやバーサーカーと組ませる②入手の難しいムーンキャンサーやアベンジャーと組ませる③スター集中礼装やスキルを活用する になってしまうのが辛いところ。 - 名無しさん (2019-08-01 13 47 34) 支援ができ、NP配布能力持ちの"光のコヤンスカヤ"が実装されましたが、B強化サポートということでアサシンに多いQパ強化にはつながらないのが痛いか? - 名無しさん (2021-08-21 01 10 07) 名前 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/243.html
垣根帝督&アサシン◆F61PQYZbCw 感覚が存在しない。 視覚、聴覚、味覚……、光と闇。 全てが感じられないがぼんやりと、何かが脳の中に響き渡る。 身体は存在しない、生きている実感も湧いて来ない。 だが生命はある、皮肉な事に死にたくても死ねない状況、無論死ぬ気はないのだが。 隠す必要も無いので彼の名前を明かす、名を垣根帝督。 学園都市の第二位の座位に君臨する超能力者であり、スクールと呼ばれる暗部組織のリーダー格。 その力は圧倒的であり言わば最強の分類に位置される力と強さを持っていた。 彼は学園都市の第一位と呼ばれたとある超能力者と一つの闘争を起こす。 垣根帝督は学園都市の統括理事長であるアレイスターとの直接交渉権を求めていた。 そのためには『アレイスターが行うプランの対象を己に移す』事が必要だった。 彼は画策したのだ、今動いている計画、つまり第一位に座位する一方通行を引きずり落とせばいい、と。 数々の組織を潰しながら垣根帝督は一方通行との直接対決に辿り着きその夢へ第一歩を踏み出す。 垣根帝督も彼なりの美学――通常思考は持ち合わせているつもりであり一般人は極力巻き込むつもりはない。 実際には巻き込んでしまっているため彼の思考は破綻してしまい第一位からは『チンピラ』と称される。 彼は決して弱くない、前順のとおり最強に近い存在だ。 第一位を圧倒するも彼の気に触れた垣根は見てしまう、いや発動させてしまったと言うべきか。 翼を体現した一方通行の前に垣根は敗れた、それも圧倒的に。 垣根自身も未現物質を更に未知の領域に突入させ一瞬ではあるが『学園都市最強の座位』に位置付けた。 だが一方通行は更にその上に突入してしまい結果として垣根はこの世から姿を消した。 その筈だった。 彼は『回収』された。 蘇生でもない。 手術でもない。 回収されたのだ。 学園都市第二位と言う実力。 未現物質と呼ばれる超能力の力と可能性。 何が世界を動かしたかは不明だが垣根帝督と呼ばれる存在はこの世に形を留めた。 その姿、人に非ず。 脳は三分割、冷蔵庫よりも巨大な装置を身体に装着される。 『超能力を吐き出す塊』と称される見た目、常人には到底理解出来ない領域。 彼は生きていると表現するよりも生命を維持されている、此方の方が正しく響くだろう。 そんな彼にも再び人の生として光を浴びる日が来る可能性が在った。 在った、それは可能性の話。 垣根帝督は後に人体細胞を創り出す術を獲得、己で己の身体を修復しその世界に君臨した。 人の生と表現したが彼は実質不死身の身体、つまり人の枠を超えた存在になったのだ。 未現物質。 彼の超能力は『この世に存在しない物質を創り出す』。 この力を応用し彼自身が未現物質に成り果てる、いや彼自身と呼べるかも怪しい。 この男は垣根帝督なのか、未現物質なのか……。 一つ解を与えるとするならば、垣根帝督の形を彩ったナニカが現れた。 だが、これは通るかもしれない一つの未来の話。 此処から先、彼に待ち受けるであろう運命とは何の関係もない幻想秘話に過ぎない。 この垣根帝督は垣根帝督であるが垣根帝督ではない。 しかし前述の垣根帝督が垣根帝督である保証もない。 伴い未現物質かもしれないが未現物質ではないのかもしれないのだ。 言わば彼と呼べる本質の在処は分からないのが現状、これから紡がれるのは何だと言うのか。 正史から逸れた彼の運命は創作か、人生か。答えも解も理も。 正解を唱えれる者など存在せず、紡がれる物語に首を振ればいい。 例え、彼と呼べる行動や言動ではなくとも。 物語が紡がれなくても、運命が動き出さず底に留まっていても。 この垣根帝督の運命は此処に在る。 『未現物質、それに『世界の英知』を授けようではないか』 脳に響くのは誰かも分からない謎の声だ。 聞いたこともあるかも知れないし、無いのかもしれない。 何方にせよ心地の良い声ではない。 『ゴフェルの木片、ノアの方舟、月の聖杯戦争……君の頭脳なら直に理解出来る』 ゴフェルの木片、ノアの方舟……脳内に検索を掛けるように知識を炙り出す。 今までまともな自我の自覚もなかったが今は確立している、己の活動を。 その言葉を脳内に紐付け、出てくるのは聖書の類やそれに関連する事象、つまり過去の産物。 『君に訪れるのは一つの奇跡……最後の一人に辿り着けば願いが叶う。 シンプルで簡単だろう? 誰にだって分かる、夢を見たければ戦え』 理解出来た、何故自我が確立したのか、聖書の類を簡単に思い出せたのか。 【垣根帝督の身体に構成されているのは未現物質、其処にゴフェルの木片を刷り込まれたのだ】 彼は身体の臓器一部を未現物質で構成し補っている、その一部にゴフェルの木片なる物が追加されている。 これにより彼はその物質から形状記憶を読み取りその知識を糧にし吸収した。 文字で表すなら数秒で可能だがその本質、過程は人によって解が異なるだろう。 『健闘を祈らせてもらおう垣根帝督……』 聞きたくも無い言葉を最後に彼の感覚は再び遮断される。 それは生命を無理に維持された状態ではない、もう一度人の見た目を司ったように。 落ちていく、深い深い闇の中に。 堕ちていく。 ■ 目覚めた彼は自分が何処に居るのか、何をすればいいのかが直ぐに理解出来た。 それは月の聖杯戦争、今宵の劇場にて各々の役目を演じればいい。 アドリブなど止める権利も必要もない、変えられる筋書きに従う必要など笑止。 「……身体は動く、見た目も腕に刻まれたコイツ以外は特に変わりはない、って所か」 垣根帝督は方舟に転移或いは構成された事を知覚すると自分の身体を動かす。 拳を握れれば、足も踏み出せる。能力の再現も可能であり不便は感じない。 臓器の一部は未現物質で構成され、『体内にはゴフェルの木片が含まれている』状態である。 脳内に留まる記憶を基に袖を捲ると令呪、マスターの資格とも呼べる紋章が刻まれていた。 月の戦争は従者「サーヴァント」を使役し生き残る最後の奇跡に縋る物語。 全員が主役で全てが脇役、この台本に割り振りなど必要ない、そして記されるは彼のサーヴァントだ。 「それでお前が俺のサーヴァントでクラスはアサシン……」 垣根帝督は目の前に存在している男に声を掛けた。 見た目は自分とそれ程変わらない、つまり大人ではない少年や青年のような顔立ち。 中性的な容姿だが身体や風格、抑え込んでいる殺気から男と推測。 現代風忍者のような黒を主体とした服装、紫のマフラーを纏い口元を隠していた。 垣根の声に反応するようにマフラーを下ろす、彼がサーヴァントで間違いないようだ。 「俺は音速のソニック……お前は運が良い、この俺がサーヴァントとして選ばれたんだからな」 不敵な笑みを浮かべながらアサシン、音速のソニックは垣根帝督に言葉を告げる。 己の力に余程の自信が在るのだろうか、まるで優勝確定のように振る舞う。 英霊として召還された事実からは力は本物、それも強力な部類であることには変わりない。 それを踏まえても豪語するその顔からは自信しか感じられない、が。 「……何を笑っている」 垣根帝督は音速のソニックの言葉に返す行為は行わず俯いている。 手で顔を隠し体を震わせる、笑いを堪えているようだった。 アサシンは理解出来ずマスターである彼に言葉を求めていた。 何時迄も笑っている訳にもいかないため垣根帝督は顔を上げアサシンを見つめる。 しかし再度吹き出しそうになり手で口を覆うとそのまま下を向き笑いを堪える。 アサシンもこの態度には苛ついており、力を行使する手段を用いようとしていた。 その寸前に垣根帝督は顔を上げ今度こそ言葉を言い放った。 「音速ってよぉ……くく、ソニックも、まんまだろ……くく……」 英霊と呼ばれているならば。それは教科書に載るような存在をイメージしていた。 神話や宗教の類でもいい、高貴で神々しい存在が目の前に現れると勝手に想像していた。 現実は自分と同じ、または下に見える程度の容姿、忍者のような装飾を施した男。 音速のソニック、名前の衝撃ならば過去最高クラスの存在であろう。 『どれだけ速さを強調したいんだコイツは』、垣根が抱いた率直な感想であった。 垣根の発言にアサシンの感情は極端に振り切れてしまう。 初対面で垣根は自分のマスター、つまり仕えるべき主だ。 そんな事は関係ない、刀を抜き、殺気を全開に開放し垣根を睨みつける。 英霊と呼ばれるだけの力を感じた垣根の顔から笑みは消え彼も臨戦態勢を取る。 人間といえど……『人間の見た目』を型どっている垣根帝督は学園都市第二位の超能力者。 その実力は本物であり、人類の中でも上から数えた方が早い強さを誇っている、だが。 「この俺の速度に追い付けると思っているのか、現実も直視出来ない奴がマスターとはな」 垣根帝督が対応するよりも速くアサシンは彼の横に移動しており刀を首筋に寄せていた。 一歩でも動けば斬り落とす……言葉は発していないが自然と聞こえてくる。 音速の異名は伊達や酔狂の飾り名ではなく本物だった。 威嚇の意味合いも込めた脅しにマスターはどう反応するのか。 音速のソニックは狼狽える姿や不安になりながらも強気を装い吠える光景を想定していた。 己を馬鹿にした者への報復、マスターであろうと関係ない。 今宵の聖杯戦争に『偶然垣根帝督のサーヴァントとして召還』されただけであり、マスターに価値など求めていない。 このままビビらせ考えを改めさせる、そのつもりだった。 「仮にも俺はマスター、お前の主だぞ? 随分と粋がってやがるじゃあねぇか」 彼は狼狽える事もなければ不安がる事もなくアサシンに対して強気な発言を噛ました。 音速のソニックのソニックはアサシンとしての、英霊として恥じない速度を誇った。 その結果垣根帝督が反応するよりも速く彼の首筋に刀を突き立てることに成功していた。 けれど垣根帝督は己の力である未現物質を発動、背中から生えた白い翼を体現。 アサシンの周囲には鋭利な羽が幾つか固定されており今にも彼に向かって発射可能な状態だった。 音速のソニックはそのまま距離を取り羽の射程外に移動、垣根は羽を消した。 「俺の未現物質に常識は通用しねぇんだわ、覚えておけ」 未現物質は元々この世に存在しない物質を構成する能力。 サーヴァントには現代兵器の類は通用しないが彼の力は通用するかもしれない。 仮に通用しなくても身体にゴフェルの木片を取り込んだ今の未現物質ならば応戦することは可能と推定可能。 「――面白い」 己の力を止められた音速のソニックの顔は笑っている。 それも不敵の領域ではなく、狂ったように、けらけら、と。 マスター……言わば人間に止められた、英霊となった強化されたこの力を。 それだけでアサシンのマスターに対する意識は変わる、『コイツはこの手で仕留めればならない』 彼のプライド、意識、誇り。ナニカに触れた垣根帝督を放って置く訳にはいかないのだが――。 「――しかし俺とお前は運命共同体、こんな所で脱落では話にならん」 「脱落する……あ?」 「俺がお前を殺せばサーヴァントである俺は現界出来ず消滅だ」 「おいおい、誰が誰に殺されるだって?」 両者は決して相容れることはないだろう。 だが彼らは彼らに信念を持ち合わせている、理解出来る未来は訪れないかもしれないが腐る事はない。 垣根帝督は極力一般人を巻き込まない心がある、『極力』、完全ではない。 その気になれば悪党らしく、チンピラらしく聖杯を取りに行くのだ。 「……まぁいい。俺は俺の戦いをするだけだ。マスターであろうと邪魔はするな」 「気に喰わねぇ下僕だな……俺もテメェに頭下げるつもりはねぇから覚えておけ」 悪党らしく、チンピラらしく。 聖杯を求めるだけだ。 【マスター】垣根帝督@とある魔術の禁書目録 【参加方法】ムーンセルによる召還(身体の抗生物質にゴフェルの木片が混入している) 【マスターとしての願い】アレイスターとの直接交渉権を手に入れる。 【weapon】未現物質と呼ばれる超能力。 【能力・技能】 彼の超能力は未現物質と呼ばれている。本質はこの世に存在しない物質を創り出す力。 能力により白い翼を精製しそれを扱う戦闘方法を垣根帝督は取る。 自他共に認めるメルヘンな力、しかし事実上一瞬ではあるが学園都市最強の力に覚醒したこともある。 威力、強度、再生力、何をとっても一流の力だ。なお、この垣根帝督はあくまで『とある魔術の禁書目録の垣根帝督である』 【人物背景】 暗部『スクール』のリーダー格である学園都市第二位の超能力者でありその力は未現物質。 闇の人間だが一般人を無意味に巻き込まない、格下は見逃す場合もある、など人間味は一応存在する。 学園都市統括理事長であるアレイスターとの直接交渉権を欲しておりそのために画策しているが何故求めているかは不明。 メインプランである一方通行と戦闘の機会を得るも敗北、彼はこの世から姿を消した。 その後生命を繊維される形で生き続けるが第三者にゴフェルの木片を体内に混入されてしまった。 影響したかどうかは不明だが未現物質で身体の足りない臓器などを補い人体として再び光を浴びた。 余談だがゴフェルの木片に触れなくても彼は自分自信を未現物質に染め再び一方通行と相見える未来も存在していた。 【方針】 己の信条に従い全てを潰し聖杯に辿り着く。 【クラス】アサシン 【真名】音速のソニック@ワンパンマン 【パラメータ】筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具D 【属性】秩序・中庸 【クラス別スキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 千里眼:C 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 直感:B 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 狂喜:C 戦闘において自分の好敵手を見つけた際に狂喜の感情により一時的に理性が薄くなる。 ステータス以上の力を発揮しマイナススキルにある程度抗う力も発動するが頭の回転は遅くなってしまう。 【宝具】 『音速』 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1~100人 彼の飾り名である音速そのものが宝具であり、彼の戦闘自体が宝具となる。 音速の伊達ではなく圧倒的な速度で相手を追い詰め命を刈り取る。 スキルである狂喜を用いればポテンシャル以上の力を発揮することも出来る。 【weapon】 クナイ、手裏剣、刀など忍者のような兵装を扱う。 【人物背景】 忍者の里出身であり自称最強の忍者。 音速の名の通り圧倒的な速度を誇りその実力は作中の中でも上位に位置づけされている。 中性的な容姿をしている。本文中で垣根帝督は彼を少年や青年と表したが年齢は25である。 戦闘中に歪んだ感情を見せることも在り、好敵手の前では一時的に狂戦士のような笑顔を覗かせる。 【サーヴァントとしての願い】 不明、少なくとも甘い願いではない。 【基本戦術、方針、運用法】 スピードを有効活用した戦法を取る。 武具により遠近距離に対応可能、マスターである垣根帝督も同様。 相手に気づかれないように、気付かれたとしても圧倒的な速度で潰す。
https://w.atwiki.jp/usagi_ro/pages/38.html
エンチャントデッドリーポイズン クリティカル修練 2刀研究 ローリングカッター クロスインパクト ダークイリュージョン 毒研究 トキシックポイズニングウェポン トキシックポイズンスモーク トキシックデッドリーポイズン トキシックダークネスウェポン トキシックダークスモーク トキシックダークネスポイズン ベナムプレッシャー クローキングエクシード ハルシネーションウォーク ウェポンブロッキング カウンタースラッシュ ファントムメナス クロスリッパースラッシャー アンチドーテ ウェポンクラッシュ エンチャントデッドリーポイズン 転生2次スキル効果が3/4に下方修正 クリティカル修練 前提スキル× 3次スキル MAXLv10スキルLv数値だけクリティカルが上昇する 2刀研究 前提スキル/右手修練5.左手修練5 3次スキル MAXLv102刀時、右手と左手の倍率がスキルLv×2だけ増加する。(Lv10で右手120%、左手100%) ローリングカッター 前提スキル/ソニックブロー 10 3次スキル MAXLv10ディレイクールタイム0 クロスインパクト 前提スキル/ソニックブロー 10 3次スキル MAXLv10威力変更→1000+スキルLv×100% 消費SP変更→80 カタール専用 EDP適応 ダークイリュージョン 前提スキル/クロスインパクトLv3 3次スキル MAXLv5オートスペルをソニックブローに変更+発動率100%に クールタイム5秒。Gv使用可能(GvのみASが発動しない) 毒研究 前提スキル/× 3次スキル MAXLv10 パッシブEDP持続ボーナスのみの効果 トキシックポイズニングウェポン 前提スキル/毒研究Lv1 3次スキル MAXLv5物理攻撃に状態異常[毒・出血]を付与する。状態異常を与える確率は毒研究のLv×3% 効果時間→スキルLv×20秒 このスキルはカタール装備時使用不可及び、武器変更時に解除される トキシックポイズンスモーク 前提スキル/トキシックポイズニングウェポンLv1 3次スキル MAXLv1自分を中心とした7×7範囲内のモンスターを毒・出血状態にする。成功率は毒研究Lv×3+トキシックポイズニングウェポンLv×6% トキシックポイズニングウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックデッドリーポイズン 前提スキル/トキシックポイズンスモークLv1 3次スキル MAXLv1ベノムナイフを1つ消費して対象を毒・出血状態にする。全ての耐性を無視し、成功率は毒研究Lv×3%、持続時間は30秒 トキシックポイズニングウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックダークネスウェポン 前提スキル/毒研究Lv1 3次スキル MAXLv5物理攻撃に状態異常[呪い・沈黙]を付与する。状態異常を与える確率は毒研究のLv×3% 効果時間→スキルLv×20秒 このスキルはカタール装備時使用不可及び、武器変更時に解除される トキシックダークスモーク 前提スキル/トキシックダークネスウェポンLv1 3次スキル MAXLv1自分を中心とした7×7範囲内のモンスターを呪い・沈黙状態にする。成功率は毒研究Lv×3+トキシックポイズニングウェポンLv×6% トキシックダークネスウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックダークネスポイズン 前提スキル/トキシックダークスモークLv1 3次スキル MAXLv1ベノムナイフを1つ消費して対象を呪い・沈黙状態にする。全ての耐性を無視し、成功率は毒研究Lv×3%、持続時間は30秒 トキシックダークネスウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 ベナムプレッシャー 前提スキル/毒研究Lv10 3次スキル MAXLv1対象に武器・スキル効果によって持っている状態異常付与を100%の確率で全てかける クールタイム10秒 クローキングエクシード 前提スキル/クローキングLv5 3次スキル MAXLv5クローキング状態でのみ使用可能。移動速度スキルLv×5% クローキング状態でグリムトゥース使用可能 効果時間10秒 ハルシネーションウォーク 前提スキル/× 3次スキル MAXLv10AGI+スキルLv×2 Flee+スキルLv×2 VIT-スキルLv 効果時間180秒 ウェポンブロッキング 前提スキル/× 3次スキル MAXLv5遠距離も防御可能に変更 効果時間180秒 カウンタースラッシュ 前提スキル/ウェポンブロッキング5 3次スキル MAXLv5DEF無視必中 ファントムメナス 未実装 クロスリッパースラッシャー 未実装 アンチドーテ 未実装 ウェポンクラッシュ 未実装
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/73.html
山田なぎさ アサシン ◆E6eHDQp34U 「――天才っていうのは孤独らしいんだ。あたしみたいな凡人にはわからないけれどさ、その有り様は脆くて儚いらしい」 「まあ、その通りかな」 「否定しないの?」 「嘘を言っても仕方ないじゃない」 「そんで、結局何が言いたい訳よ? 自分は天才だって言いたいの?」 「別に。それに、私は天才じゃないから」 透き通った青の空に手を伸ばす。 華奢な右手。誰かの手を引くことすら叶わない右手。大切なモノを手放してしまった右手。 それが、山田なぎさの右手。 「はぁ、こんなとこでも学校に行かなくちゃいけないなんて」 「戦争が始まれば学校に通う余裕なんてなくなるし、今の内だけだよ」 「通った所で意味なんて無いのに。真面目なんだね、アサシンは」 「マスターがそうあるべきだと思ったことを言っただけ」 「……そのマスター呼ばわりむず痒くてなんか落ち着かないんだけど。ちゃんと名前で呼んでくれない?」 そんな右手を天高く伸ばし、ぎゅっと握りしめる。 手を伸ばせば、どこまでも吸い込まれていきそうな錯覚さえ覚えてしまう程に、気持ちのいい青だった。 そんな青い空が見える屋上で、山田なぎさと従者であるアサシンは空を見上げていた。 今にも落ちてきそうな青空に、焦がれていた。 「その必要性は見受けられないと思うけど。第一、私達も利害が一致しているから協力しているだけ」 さくり、と袋に詰められたクッキーを齧るアサシンの双眸に、なぎさは映っていない。 黒のセーラー服に身を包んだ小柄な少女。セミロングの黒髪に可愛らしい顔つき。 けれど、纏う雰囲気は退廃的で何処か危なっかしい。 アサシンとして現界した少女――クロメにとって、山田なぎさの価値など、お菓子より少し下なぐらいだ。 「それ以上でもそれ以下でもない。仲良く話そうだなんて、求めてはいないでしょ」 なぎさ達がいる殺風景な屋上のように、クロメの心象風景は乾いている。 斬るか斬られるか。言ってしまえば、マスターとの関係だって令呪がなければ何の意味を成さない。 「……マスターの御機嫌を取ろうだなんて考えてないんだね」 「そんなつまらないことに拘る人だと思ってないから」 空の上に在る太陽はあんなにも熱を発しているというのに。 滾る橙色の球体と比較して、クロメの表情には熱がない。 どうにでもなれといった風で、覇気が欠けている。 口元からは揺蕩った息は失望か。 傍から見ても何の感情も示していない顔つきは冷たく、なぎさを強張らせる。 「やっぱり、不思議でならない。マスター、貴方は戦いには全く向いていないよ。 至って普通の人間だし、面白みもないし、何よりも――血の匂いがしない」 ずけずけと気にしていることをツッコんでくるクロメは、なぎさからしてみると、ムカつく以外の感情が湧き上がらなかった。 思ったことはそのまま口に出してイライラさせ、こちらの思惑など知ったことではない。 「だからなんだって」 「はっきり言おうか? 戦い、やめなよ。このまま続けた所で後悔するのが関の山。 もう、どうしようもないぐらいに堕ちた私ならともかく、マスターが立っている場所はまだ戻れる境界線の上」 なぎさの意志はにべもなく斬り捨てられる。 舌打ちをして、憮然とした表情を作っても全く気圧されていない。 このサーヴァントはいつだって自分に対してストレートに物を言ってくる。 主従の間柄なんて欠片も考えてないし、敬意なんてものはどっかに置いてきてしまったようだ。 「――戻りなよ、甘い甘い世界に。日常は貴方を歓迎してくれるよ?」 だけど。知ったことかよ。 その言葉はなぎさを怒りで滾らせるには十分だった。 「断る、あたしは望んでここに立っているんだ」 小馬鹿にした顔つで自分を見つめてくるクロメに対して、なぎさは口汚い言葉で否定する。 当然だ、クソッタレだ、ボケ野郎だ。 なぎさは皮肉げに口を歪めて嘲笑うポーズを取りながら、言葉の弾丸を撃ち続ける。 「今更だ、今更なんだ。何が日常だ、いるかそんなもん。あたしの日常はとっくに粉々に砕かれてるんだ。 奇跡が舞い込んでこない限り、もうどうしようもないぐらい……!」 テンプレートをなぞった日常は、もういらない。 空想的弾丸を込めて、撃ち放て。 眼前の現実を否定する為にも、なぎさは言い返さなくてはならない。 「だから、願うしかないんだ」 「そこまでして願う価値があるの?」 「あるから、ここにいる。そうでないと、あたしは一歩も進めない」 なぎさの中に今も残る弾丸を放った海野藻屑は、言ってしまえば友人――気色悪い言葉ではあるがそのようなカテゴリーに入れられてもおかしくはないだろう。 何てことはないほんの数ヶ月程度の関係だった。 学校で同じクラスだった。たまたま近くの席にいた。 何故か自分に纏わり付いて来て、帰り道が途中まで一緒だった。 そこに、御伽話のような運命なんてものはなく、ただの偶然が重なりあった結果でしかない。 熱い友情。そんなものは百パーセントありえない、鳥肌が立つ。 「さっき、あんたは言ったな。まだ、戻れるって」 言うなれば、共犯者か。 醜くも美しい世界から逃げ出そうと手を取り合った――ただそれだけの仲だった。 口を歪ませて、目を鋭く尖らせた自分の表情はきっと、どうしようもなくしみったれたものだろう。 それでいい。自分のエゴで他者を踏み潰すロクデナシの少女にはお似合いだ。 喉に流れる唾を眉を顰めながら後悔と混ぜあわせ、一気に飲み込んだ。 その勢いで手を差し出した。 「お断りだ。あたしにとって、答えがない日常こそが――不純物だ。 あんたの力を借りてでも、あたしは願いを叶える。もう一度、あいつに会う。 そんで、そっからは知らない!」 「うわぁ……」 吐き捨てた言葉は自らにも突き刺さる刃となる。 何にも考えてないことがバレバレだ。 ただ一つ、変えたい過去がある。 あの時見た光景を無くす。 綺麗に分割されたあいつ――海野藻屑を蘇らせる。 そうでなくては、藻屑が報われない。 「勝手にあたしの頭を掻き乱しておいて死ぬなんて許さない。責任取ってから死ね! あたしを残して死ぬな! あたしが満足してから死ね!」 「清々しいまでに自分勝手だね」 「悪い? 文句なら受け付けないよ。悪いのはあいつを殺した糞親父なんだ。 あたしも、藻屑も悪くない」 自嘲。苦しみと嘲りがごちゃ混ぜになった笑みを浮かべ、唇を三日月の形に釣り上げる。 くつくつと嗤い声を上げながら、なぎさはクロメに向かって手を伸ばす。 「あんたはヤル気がないかもだけどさ。あたしには譲れない理由がある。だから――」 「いいよ、力を貸してあげても」 伸ばした手は握り返されなかった。 されど、その目は先程よりは幾分か和らいでいる。 「言っておくけど、私にだって願いはあるから」 「……詮索するつもりはないよ」 「一応聞いておいて欲しいんだけどな。別に言って減るものじゃないし、知っておいて損はないでしょ」 思いの外、真面目な返答が返ってきたことに面食らったのか、なぎさはきょとんとした顔をしている。 この年中お菓子を食べてそうな不思議系少女は確固たる願いが在るらしい。 「まあ、貴方と同じ。私にも会いたい人がいる」 その横顔はサーヴァントには似つかわしくない極普通の少女が浮かべるものだった。 ふんわりとした笑顔も、上ずった声も、自分と同じ世界にいるようで。 「大好きだからこそ――もう二度と離れないように、殺さないと」 しかし、二の次に放たれた言葉は致死の弾丸だった。 どうしようもない隔絶。 どんなに取り繕うとも、彼女はサーヴァントであり、自分とは違う。 ニヤニヤと粘ついた笑みを浮かべるクロメとでは立っている場所がずれている。 「ふふ、怖気づいた? こんなこわぁい願いを持ったサーヴァントは信用出来ない?」 「まさか。あたしの変人対応スキルはもうマックスだよ、あんた程度で怯えてちゃ藻屑の相手なんてできないよ」 力の入った身体に汗が籠る。これより先、なぎさは多くのものを置き去りにしていくだろう。 望む望まないに関わらず、なぎさの手には何も残らないのかもしれない。 けれど、それでいい。 どんな理屈をこねくり回した所で、山田なぎさは世界のクソッタレな部分を許容できない女子中学生なのだから。 「嵐が来るよ、クロメ」 砂糖で出来た弾丸では子供は世界と戦えない、と誰かは言った。 ならば、本物の弾丸なら――子供でも戦えるのだろうか。 世界とだって、過去とだって、対峙できるだろうか。 【クラス】 アサシン 【真名】 クロメ@アカメが斬る! 【ステータス】 筋力D 耐久C 敏捷A 魔力E 幸運E 宝具C 【属性】 秩序・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 心眼(偽):B 直感・第六感による危険回避。 薬で強化されたからか、長距離からの狙撃すらも回避する彼女の勘は異常に研ぎ澄まされたものである。 戦闘続行:B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 心臓を潰すか、首を切り離すかぐらいはしないと彼女は絶対に止まらない。 薬物中毒:C 身体能力の強化の代償に、彼女は常に薬物入りのお菓子を摂取していないと戦闘ができない。 【宝具】 『死者行軍――八房』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:8人 帝具としてクロメが携えている日本刀。 マスター、NPC、サーヴァント問わず斬り殺した者を呪いで骸人形にし操ることが出来る。 骸人形は能力は生前のまま、最大で8体までを自在に操ることができる。八房の能力を解除すると骸人形は只の死体に戻る。 【Weapon】 八房。 特製の薬入りお菓子。 【人物背景】 とある国の暗殺部隊に所属していた少女。アカメとは姉妹。 幼い頃から殺人技術を身に付け、薬物で強化された身体を駆使して国に仇なす敵を斬り殺していた。 後に、イェーガーズという特殊警察に異動し、同僚のウェイブと親しくなっていく。 【サーヴァントとしての願い】 アカメ、ウェイブにもう一度会いたい。そして、二度と離れぬよう自分の手で斬り殺す。 【マスター】 山田なぎさ@砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 【マスターとしての願い】 海野藻屑にもう一度会う。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 なし。 【人物背景】 動物が好きな女子中学生。リアリストを気取っている。可愛い。 【方針】 戦う。 BACK NEXT -008 大道寺知世&アサシン 投下順 -006 ララ&アサシン -008 大道寺知世&アサシン 時系列順 -006 ララ&アサシン BACK 登場キャラ NEXT Happy Birthday! 山田なぎさ&アサシン(クロメ) 000 前夜祭 008 砂糖菓子の朝はほろ苦い
https://w.atwiki.jp/user_abyss/pages/62.html
アサシン [部分編集] どうみてもゴブリン・・・。 品質 3 攻撃-物理型 生命 2000 攻撃 180 物理防御 110 魔法防御 50 物理貫通 90 魔法貫通 0 スキル1 斬撃 スキル2 使用不可 高級能力 なし 召還時間 2時間 獲得条件 BOSS(全Lv60・個Lv70/80・巣Lv80)・タロット・謎のカード 図鑑説明 アサシン 物理攻撃&防御C級。攻撃型仲間。